釉薬発色の再現性 砥部焼ぎんなんズ
2021年7月19日 17時18分 この夏休み、和歌山県と神戸で発表する砥部焼ぎんなんズが、発表用の小皿を焼きました。
銀杏の実に含まれる鉄分を生かして開発した透明感のある青色釉薬です。科学において再現性は最も重要視される点ですが、見事に前回を上回るような発色となりました。
高校生が考える新しい釉薬の研究に、この小皿を持って全国大会で発表してきます。
前回
今回
令和5年度~令和7年度 スーパーサイエンスハイスクール【先導Ⅱ期】に指定されています 先導Ⅱ期SSH事業の概要(PDF)
この夏休み、和歌山県と神戸で発表する砥部焼ぎんなんズが、発表用の小皿を焼きました。
銀杏の実に含まれる鉄分を生かして開発した透明感のある青色釉薬です。科学において再現性は最も重要視される点ですが、見事に前回を上回るような発色となりました。
高校生が考える新しい釉薬の研究に、この小皿を持って全国大会で発表してきます。
前回
今回
全国バーチャル課題研究発表会(高等学校データサイエンス教育研究会JDSSP主催)が開催されました。バーチャルということで、今回はoViceというオンライン会議システムを使って、生徒1人1人がアバターを動かし、バーチャル発表会場にて、発表を聞いて質問をしたり、発表を行ったりました。本校からは、理数科2年生11グループが参加して、現在行っている課題研究について発表を行いました。
参加校:香川県立観音寺第一高等学校、神戸大学附属中等教育学校、広島大学附属中学校・高等学校、兵庫県立加古川東高等学校、兵庫県立姫路西高等学校、愛媛県立松山南高等学校
本校が3企業と連携し、取り組んでいる「産学連携データマーケティングプログラム」の様子が愛媛新聞に掲載されました。
2021年7月14日付愛媛新聞(掲載許可番号:d20210714-04)
7/6(火)のデータサイエンスⅡでは、「手話と言語の多様性」をテーマにした人文科学S班が調査・研究も兼ねて、松山聾学校高等部と交流をしました。
授業で学んだ手話、筆談、ジェスチャー、音声認識アプリを使ってやりとりし、コミュニケーションの多様性を感じるよい機会となりました。
6月24日(木)、本校で高教研情報部会総会が開催され、県内の各高校から約40名の先生方が集まり、研究授業や協議が行われました。
研究授業では、德本みはる教諭による普通科1年生「情報の科学」の授業が行われました。本校では、4年前からデータサイエンスに取り組んでおり、教科「情報」と連携しながら授業を行っています。
今日の授業では、株式会社TrueData様のご支援を得て、ビッグデータであるID-POSデータを専用ソフトであるDolphin Eyeやウレコンを用いて、分析、可視化、伝達することにより、データを課題解決に活用する力を養いました。具体的には、各班で選んだカテゴリの商品(目薬、納豆、袋麺、スポーツ飲料)の購買動向分析(市場シェア、リピート率、購入年齢等のデータ)をExcelでデータ分析を行い可視化し、プレゼンテーションにまとめ、発表しました。
各班とも、多面的に分析し、わかりやすく伝えることができていました。また、多くの質問も出て発表内容について考えを深めることができました。今回の経験を通して、購買に関する販売側の視点や購入側の視点に立った考えを持つことができるようになりました。
指導案はこちらです
化学実験室では、2年生の化学分野の3グループがSS交流会に向けての準備をしていました。担当の先生と分かりやすく伝わりやすいポスターについて話し合っていたり、助言内容に基づいて意見を出し合いながらポスター原稿を修正していたり、発表に向けての強い熱意を感じました。何やら地道な作業をしているグループも!葱坊主から花粉を集めていました。この花粉が環境問題の救世主になるか?今後の研究の進展が楽しみです。生物実験室でも同様に、ポスター原稿の修正や発表のしかたについてグループで話し合いをしていました。物理実験室では、1年生9名が研究分野を決めてグループ分けを行っていました。1年生も課題研究がスタート間近のようです。
6月19日(土)・20(日)にオンラインで行われた標記の大会において、以下の発表班が動物学分野で優秀賞を受賞しました。Linc Bizという発表ツールを使ってオンラインのポスター発表に臨み、大学の先生方や大学院生さんと質疑応答をしました。発表内容を高く評価していただき、今後の励みになりました。夏や秋に控えている各種大会に向けて、さらに質疑応答の質を高められるように工夫していきたいと思います。
【松南バタフライ班】(大澤璃奈,豊岡杏菜,伊藤優希,難波和佳奈、以上309HR)
チョウの翅から見た省エネ飛翔の可能性
6月17日のスーパーサイエンス(SS)において、地学実験室で行われた課題研究と109で実施されたブレインストーミングの様子を紹介します。まず、地学実験室では免振ゴムの作製を目的とした実験が行われ、様々な条件で地震の揺れに関するデータを集めていました。地震波の波形データの収集だけでなく、建物のモデルを用いることで揺れ方も含めて研究を進めています。
109では班ごとにブレインストーミングが実施され、課題研究のテーマを具体的に考えました。興味がある事象や分野を班で話し合いながら整理していき、最終的には3つのテーマに絞りました。中には、物理・化学・生物・地学の枠組みに当てはまることのない教科横断型な研究テーマも見られ、興味深いものとなっています。
2・3年理数科スーパーサイエンス(SS)化学領域
6月10日のスーパーサイエンス(SS)において、化学実験室で行われた課題研究の様子を紹介します。釉薬班は実験結果を担当教員に見ていただき、助言を受けながら研究を進めていました。他の班では、色素を分離するクロマトグラフィーを試行錯誤しながら行う様子や、プラスチックで銅イオンを吸着させる実験を行う様子が見られました。実験結果が上手に出ない班は、原因を突き止めるための追加実験を根気強く行っており、今後の結果が楽しみです。
1年理数科スーパーサイエンス(SS)課題研究ガイダンス
6月10日の1年生スーパーサイエンス(SS)は課題研究ガイダンスを行いました。ISEF(International Science and Engineering Fair)と呼ばれる研究コンテストのカテゴリーを参考に、自分の興味がある研究カテゴリーを選択しました。インターネットに上がっている研究の紹介動画や論文、記事などを閲覧し、興味のあるカテゴリーの中から更に小さなカテゴリーへ絞っていく生徒も見られました。
次回以降はブレインストーミングなどを経て、課題研究のテーマを決定していく段階となります。生徒も課題研究の入り口が見え始めたことで、生き生きとした表情を見せながら次回が待ち遠しい様子でした。
2・3年理数科スーパーサイエンス(SS)生物領域
6月3日のスーパーサイエンス(SS)において、生物実験室で行われた課題研究の様子を紹介します。2年生は昨年の結果を踏まえて、今後の研究計画を具体的に決めており、必要な材料やデータを確認していました。3年生では、データの解析や発表資料の作製、実験に用いる生物の世話などを行い、順調に研究が進んでいる様子が見られました。研究結果を発表する機会が迫ってきていますが、各班ともに入念な準備を行い目標に向けて頑張っています。
1年理数科スーパーサイエンス(SS)物理実験
6月3日のスーパーサイエンス(SS)は物理実験で重力加速度の測定を行いました。実験の材料としては記録タイマーや振り子が準備されていましたが、実験方法は生徒に委ねられており、班ごとに様々なアプローチで実験を進める様子が見られました。まだ履修したことのない「物理基礎」の内容を踏まえた実験でしたが、柔軟な思考力が問われる内容であり、試行錯誤する姿は今後の課題研究においても重要なものになると考えられます。
今日は、物理実験室でのようすを紹介します。2年生物理班は着々と研究を進めています。2グループが「効率のよい電力変換に関する研究」「身近な素材の吸音力の研究」をテーマに実験を行っています。地学班も物理実験室にて免震ゴムを作っていました。3年生は、4つのグループが論文作成をしています。グループで話し合いながら、論文の構成を考えていました。光の干渉班は、送られてきた物理学会Jrセッションの表彰状と記念撮影です。地道にデータ取りと解析をよく頑張りました!
今日はSSで以下の地学実験を行いました。
<実験1> 震央と震源の深さの決定
<実験2> 火成岩の分類
理数科生は地学を履修しないカリキュラムなので、この地学実験は貴重な体験となりました。中学の時に習ったことを生かして、グループで意見を出し合いながら実験する姿が印象的でした。6月からは少しずつ課題研究の講座分けも始まります。今日の実験を通して地学の研究に興味を持った生徒もいたのではないでしょうか。
5月26日(水)7時間目、1年生のデータサイエンスⅠの課題研究もいよいよ本格的に始動です。
一人一台端末を活用し、8クラスが同時開講で課題研究を進めています。
中間考査まではデータサイエンスやRESASの使い方などを学んできました。
本日のDSⅠでは、似たような課題意識を持つ生徒同士でグループを作った後、課題の焦点化を行うリサーチクエスチョンを行いました。生徒は自分の端末を用いて、実際にRESASのデータ見ながらグループ活動を行い、自分たちが持っている「課題意識」をより具体的な「課題」に変えてくことができました。
なお、本校のデータサイエンスⅠは、各クラスの副担任の先生(1年生8クラス中、保健体育の先生が3名、英語科の先生が2名、芸術・数学・地歴の先生が1名ずつ)が指導の中心となって活動が展開されています。
5月25日(火)に、株式会社フジから大西文和取締役をはじめ4名の方々、セキ株式会社から関 宏孝社長をはじめ3名の方々にご来校いただき、また、株式会社True Dataの烏谷様、野村様とはZOOMで繋いで、前回の「顧客理解について」の講義を受けて、フジ藤原店のターゲット顧客について生徒の発表が班別に行われました。
発表等では、一人一台端末のMicrosoft365,Teams,Zoom等を活用しました。
発表内容は、
① フジのお客様の全6タイプの全体像概要を説明
② ①の全体像のうち、フジ藤原店の提案で特にターゲットとすべき顧客タイプを説明
③ なぜ、②の顧客タイプをターゲットとすべきなのか、理由の説明
でした。
1班は「金額構成」と「来店回数/月」、2班は「人数構成」と「来店回数/月」、3班は「購入個数/1来店」と「来店回数/月」、4班は「金額構成」と「年齢」で顧客タイプの特徴を分析しました。さらに、フジ藤原店と他店との顧客タイプの構成比を比べ、藤原店でターゲットとすべき顧客タイプについて発表を行いました。同じデータを読み取っても、各班、様々な切り口で分析されており、大変興味深い内容でした。
発表後は、各班の発表に対して株式会社フジ 販売企画・マーケティング部の宮脇様から講評と質問があり、その質問に対して各班の代表者が答えました。最後に株式会社True Dataアナリティクス・ソリューション部烏谷様から、講評をいただきました。
今後生徒は、「販促について」セキ株式会社の方々から、「売り場づくりと販促について」株式会社フジの方々から講義をしていただきます。
これらの講義を受けた後、今回、各班が発表したターゲットの中から、ターゲットを1つの顧客タイプに絞ります。店舗でのフィールドワークを行い、売り場づくりと販促の検討をし、施策を作り、その施策をベースに実際の店舗で実施・検証していきます。
本プログラムは、3企業と連携し、7か月間(令和3年3月から10月まで)に渡って行い、Specialistを育成します。本プログラムの詳細は、こちらを御覧ください。
5月13日に行われたスーパーサイエンス(SS)において、2年生は研究計画及び課題研究の実施、3年生は出品計画を行いました。2年生は今後の課題研究を左右する重要な研究計画を班で話し合い、計画が固まった班は早速課題研究を実施しました。また、3年生はこれまでの研究成果を披露する場を検討し、発表形式や提出する資料などを確認しました。2年生と3年生ともに念入りに準備しており、今後の活躍が期待されます。
5月11日(火)に、本校が企業と連携し、3月から行っている「産学連携データマーケティング教育プログラム」を開催し、True Data、フジ、セキの3社と本校をZOOMで繋いで、True Dataアナリティクス・ソリューション部 烏谷 正彦氏による「顧客理解について」の講義が行われました。
講義内容は
・「データ」使って顧客を理解する
・顧客理解するための情報とは何か?
・実際に、ID-POSデータ(True Data「ウレコン」)を用いて「顧客」を理解してみよう
でした。
一人一台端末を活用して、講義を受講したり、ブレイクアウトルームでグループワークを行ったり、各グループの考察発表を行ったりしました。
実際にフジのお客様のデータを読み込んで、顧客タイプの中から1つ選んで特徴をまとめ、グループごとに発表を行いました。
生徒達は、とても興味深く講義を聞き、顧客タイプ別の特徴をまとめるのに、講義内容を活かして、顧客データを様々な視点で眺め、色々な意見を出し合ってまとめていました。
とても興味深い内容だったため、90分間を予定していましたが、時間を延長していただき、120分間で行いましたが、あっという間に時間が経っていました。
今後生徒は、すべての顧客タイプの特徴をまとめ、売り場づくりと販促の検討をし、施策を作り、それをベースに実際の店舗で実施・検証していきます。
本プログラムは、企業と連携し、7か月間(令和3年3月から10月まで)に渡って行い、Specialistを育成します。
本プログラムの詳細は、こちらを御覧ください。
本日のスーパーサイエンス(SS)はデータを科学的に俯瞰し、グラフを実際に作成するデータサイエンス実習を行いました。日頃、よく目にする棒グラフや折れ線グラフなどに加えて、新たに積み上げ棒グラフや散布図を学習し、データの解析方法が広がりました。また、平均値と中央値の使い分けや、データのばらつきを表す標準偏差を学び、数字の見方や解釈の仕方が広がりました。本日の学習内容を今後の基盤として活動していくことで、更なる成長が期待されます。
本日のスーパーサイエンス(SS)は陽イオンの分離に関する化学実験を行いました。前回、学習した駒込ピペットや試験管の使い方を復習しながら、グループで協同して実験を進める様子が見られました。また、実験の終盤には、結果から考察される内容をグループで話し合う時間が設けられており、他人の意見を尊重しながら結論を導く姿勢が見られました。さらに、実験の操作を定量的かつ詳細に記録するなどの基礎を学習し、今後の実験への活用が期待されます。
令和3年4月28日、理数科2年生のSS発芽玄米班は、愛媛大学大学院農学研究科助教の石田萌子先生とオンラインミーティングを実施しました。石田先生は、本校、第2期SSHを経験された理数科の卒業生でいらっしゃいます。
班員が立案した研究計画の中から、免疫機能に関する専門的な実験操作を石田先生に行っていただきました。今日は、その実験結果についての情報を共有していただきました。班員は活発に質問をし、先生から今後の方針についてアドバイスを頂きました。
大学で第一線の研究や大学生の指導をされている南高の先輩から専門的なご指導をいただくことができ、学びの多い、大変貴重な時間となりました。石田先生、ありがとうございました。
※SSH卒業生(第1期・第2期)が勤務する大学研究室との連携については、こちらを御覧ください
4月27日(火)、2年生普通科 学校設定科目「データサイエンスⅡ」の授業が本格的に始まりました。
本年度から、普通科の各学年、1組から8組までの8クラスを同時開講し、各教室の学習系WiFiに接続した約320台の一人一台端末を用いて課題研究の実施、論文作成、ポスター作成、プレゼンテーション作成を行うことにしています。
今日は、政府のビッグデータを活用できる統計サイトe-Stat(日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト)の活用の仕方、Excelデータのダウンロードの仕方を、福澤教諭が講師となってオンラインで説明し、2年生普通科全生徒は自分の端末で、e-Statの使い方を学んでいました。一人一台端末を活用し、これらのビッグデータをもとに、地域や国の課題を解決する施策に関するデータサイエンスの課題研究を行っていきます。
いよいよ本格的にスーパーサイエンス(SS)が始まりました。今日は2つの分野の実験を行いました。化学実験では、金属イオンの沈殿を観察する実験を通じて、試験管や駒込ピペットの使い方を習得しました。生物実験では、昨日のSCと同様に各自のパソコンに配信された画像をもとに、ネンジュモという生物の観察とスケッチ、そして長さの算出を行いました。純白の白衣に身を包み、科学者の卵たちがいよいよ動き出しました。
1年生理数科は、サイエンスクラブ(SC)という不定期の課外授業を行っています。主に木曜日のスーパーサイエンスで事前学習を必要とするものについて、前日の水曜日の8時間目に実施しています。
4月21日は、明日の生物実験の事前学習ということで、顕微鏡の使い方(知識のみ)を復習しました。教師用の顕微鏡で撮影した像をロイロノートを介して配信し、各自のノートパソコンで観察することで、感染症対策を図りながら実習を行いました。生徒たちは水を得た魚のように実習を楽しんでいました。明日はさらに高度な内容に挑戦します。
4月20日(火)、2年生普通科 学校設定科目「データサイエンスⅡ」のオリエンテーションがオンラインで行われました。
本年度から、2年1組から2年8組までの8クラスを同時開講し、一人一台ノートパソコンを用いて課題研究の実施、論文作成、ポスター作成、プレゼンテーション作成を行うことにしています。
昨年は、内閣府のポータルサイトResas(地域経済分析システム)のビッグデータを用いた課題研究を行いましたが、2年生からは、より発展的に、e-Stat(日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト)のデータを用いてデータサイエンスの課題研究を行います。
本日は、渡部靖司教諭が講師となってオンラインでオリエンテーションを行った後、生徒一人一人のノートパソコンからMicrosoft Formsで自分の希望する研究分野の入力を行いました。
1年理数科は今日からSS(スーパーサイエンス)が始まりました。オリエンテーションでは重松教頭先生とSSH推進課長の参河先生のお話を聞きました。プチ宿題も出され、みんな一生懸命考えていました。後半は、理数科2年生の先輩が英語プレゼンテーションを披露してくれました。開いた口がふさがらないとはこのことで、先輩たちの流暢な英語に驚かされました。自分たちのゴールを示していただき、モチベーションが高まりました。これからのSSが楽しみです。
本校のSSH研究成果報告会の様子が愛媛新聞に掲載されました。
3月21日(土)、広島県、広島大学、関係企業等の産官学の連携によって実施される「WiDS HIROSHIMA アイデアソン2021」において、全国ファイナリスト3チームのうち、本校普通科2年生の2チームが選抜され、オンラインでファイナリストプレゼンテーション(高校生の部)を行いました。
コンテストのホームページはこちらです。
WiDSとは、「Women in Data Science」の略称で、米国スタンフォード大学 ICME(Institute for Computational & Mathematical Engineering)を中心とした「性別に関係なくデータサイエンス分野で活躍する人材を育成する」ことを目的とした活動です。
今年のテーマは「データサイエンスとヘルスケア」で、データ活用アイデアを提案しました。
チーム南は「子どもたちを心的負担から救うために」をテーマに、「局地的な小児医療の供給不足」を「都道府県別人口10万人あたりの小児科標榜施設数」や「愛媛県の市町別小児人口1000人あたりの小児科医数」で明らかにしました。また、「小児患者の心的負担」の要因をアンケートや先行研究から入院環境によるものだと考え、「ホスピタルアートの活用」を提案し、砥部分校デザイン科が四国がんセンターへのホスピタルアートの提供を行っていることを紹介しました。さらに、「空き家を活用した医療用施設の提供」を提案し、ホスピタルアートを取り入れた施設とすることを提案しました。僅差で昨年に続く優勝を逃しましたが、見事、準優勝しました。
チーム血糖値管理隊は「糖尿病患者削減プロジェクト~カムカムケアの提案~」をテーマに血糖測定器を使って血糖値を測り、「食べたもの」、「食べる速さ」、「食べる順番」の違いでどのように変化し、血糖値が上昇しにくくなるのかを考えました。血糖値は、噛むことや生活習慣、食事の仕方を変えることで低下できると考え、生活習慣を管理するアプリ「カムカムケア」(機能:万歩計+咀嚼計+カロリー管理)を提案しました。その結果、3位入賞を果たしました。
DIGとは、災害(Disaster)のD、想像力(Imagination)のI、遊び(Game)のGの略称であり、この演習を生かして、自分たちが普段生活している地域の危険を知り、自分の身を自分で守るため、考え・行動する『力』をつけることを目的としています。
Step1 学校周辺の過去と現在の違いを見つける。
Step2 学校周辺の危険な箇所や避難する場所を見つける。
Step3 大雨が降った時どうするか?を考える。
演習の最後に、
① 松山市内において、災害リスクが高い箇所はどこか?
② 各班の想定箇所からの避難行動はどうするか?
③ その他、各班でディスカッションした内容
について発表しました。
岐阜大学沢田先生や愛媛大学森脇先生から、実際に災害が発生したときに考えるので遅く、まずは自分の命を守るための最大限の行動を常に考えて、事前に行動計画を立て、家族と災害時のことを話し合っておくなど生活することの大切さを教えていただきました。
DIG演習で用いた資料は、こちらです。
3月13日(土)に、第17回日本物理学会ジュニアセッションの研究発表会がオンラインで開催され、本校から理数科新3年生「光の干渉班」が発表を行いました。約20分間の発表と質疑応答を行い、専門の先生方から貴重な質問やアドバイスをいただくことができ、今後の研究の励みとなる有意義な発表会となりました。3月19日(金)には、審査結果発表がオンラインで行われ、「奨励賞」を受賞することができました。
令和3年3月15日(月)、本校の姉妹校である台北市立建國高級中学と、MicrosoftTeamsのオンラインで「令和2年度 SSH台湾科学交流研修」を行いました。これまで、互いの国を訪問して、課題研究発表や授業参加で科学交流を図ってきましたが、新型コロナウイルス感染症のため、本年度は台湾を訪問することができなくなりました。
そこで、本年度の科学交流について建國高級中学の担当者と話し合った結果、互いの学校の全生徒がMicrosoftアカウントをもっているということで、「Microsoft Office365 Education」におけるMicrosoft Teamsに、教員用チームの「For Teacher International collaborative research」を、生徒用のチームとして「For Student International collaborative research」を開設し、互いの実験の成果の写真、レポート、論文、プレゼンテーション、ポスターを共有し、継続的な科学交流を行ってきました。
本日は、互いに4本ずつの研究発表および質疑応答を行う科学交流研修を行いました。代表生徒は会議室で発表・質疑応答、その他の生徒は教室で、本プログラムに参加しました。Microsoft Teamsで、継続的に交流し、互いのプレゼンテーションを確認していたため、これまでの科学交流研修に比べて、質疑応答がより活発に行われました。その結果、科学交流の時間が不足し、全ての発表を終えることができませんでした。そこで、残りの研究発表は、3月18日(木)に再度行いました。
Microsoft Teamsを用いることで、科学交流が継続的かつ活発になり、国際性を育成するツールとしての有効性を実感しました。
3月13日(土)に標記の大会がオンラインで開催され、以下の2班がプレゼンテーションを行い、奨励賞を受賞しました。発表もさることながら、他の発表に対する質問も積極的に行い、愛媛大学の先生やとべ動物園の職員の方々と活発な意見交換を行うことができました。
【チョウの翅から見た省エネ飛翔の可能性】
(209HR 伊藤優希・豊岡杏菜・難波和佳奈・大澤璃奈)
【アカハライモリにおける色覚を利用した学習の研究】
(209HR 家山倖貴・島田紗菜・水野華恋)
令和3年3月9日(火)、令和2年度松山南高校SSH研究成果報告会を、松山南高校で開催しました。
生徒の研究内容が充実してきたことから、本年度の報告会から、これまでより多くの生徒が発表できるようにするために、各教室を用い、多くのブースが設定できる学校で行うことにしました。
午前中は各クラスの代表生徒(各クラス4グループ)がポスター発表を行いました。全校生徒は複数のブースをまわりながら多くの質問をし、発表者はその質問に適切に応答することで、各教室での発表・質疑応答がこれまでの報告会以上に盛り上がり、学校で開催することで、大きな成果を得ることができました。
ポスター発表
普通科 2年生各クラス代表34班 1年生各クラス代表34班
理数科 2年生13班 1年生13班
合計90班が代表としてポスター発表
午後からは、下記の全体の内容でSSH研究成果報告会(全体会)を体育館で行いました。報告会の様子はZoomで県内外の参加者の方にも配信しました。午前中と同様に多くの生徒が質問を行い、充実した研究報告会となりました。
①発表Ⅰ(国際性育成事業)
国際科学研修・STEAM教育(理数科2年)、英語プレゼンテーション(理数科1年)
②発表Ⅱ(普通科課題研究 データサイエンス・チャレンジリサーチ)
2年生文系代表班発表、2年生理系代表班発表、1年生代表班発表
③発表Ⅲ(理数科課題研究 スーパーサイエンス)
理数科2年生代表班 2班発表
ホノルル マリーノル高校と実施したSTEAM教育に関する科学交流が愛媛新聞に掲載されました。
2021年3月5日付愛媛新聞(掲載許可番号:d20210305-03)
2年8組海野瑞貴君,佐伯健斗君,那須太誠君がCRで作成したポスター「攻撃的サッカーがもたらすサッカー観戦文化の深まり」が,日本統計学会スポーツ統計分科会主催の標記コンペで全国ベスト12に当たる敢闘賞を受賞しました。主催者から提供されたJ1,J2のデータから,2018年シーズンの名古屋グランパスの「超攻撃的サッカー」を題材に分析しました。内容を絞っていく過程で悪戦苦闘しましたが,少しずつ分析が深まり何とか完成にたどり着きました。多くの気づきが得られた貴重な経験になったようです。
自分たちの研究をほぼ終えた「ぎんなんズ」のメンバーが、今年の7月から開催される予定の「えひめ南予 きずな博」のイメージを「オレンジ色」で表現する実験を行いました。同時に、「ぎんなんズ」が開発した釉薬研究のために開発した釉薬の塗り方を、後輩「小梅ブラザーズ」にも伝えました。
今回用いた灰は、卒業生の梅ちゃんズが用いた七折梅の枝灰を用い、写真の上段6枚がフリットを用いた透明釉、下段の6枚が福島長石を用いたマット釉を目指したものです。また、左の6枚が酸化チタンを、右の6枚が酸化鉄を用いたものです。酸化チタンは、別の試薬を加える必要がありましたが、鉄の釉薬では、何となくオレンジのような色が出ました。今後の研究のご期待ください。ただし、今回の研究は、オレンジ色を出すために、1230℃の酸化焼成という今までと異なる焼成で行いました。