松南SSH日記

7月5日(木) イチョウ班

2018年7月6日 07時14分
課題研究

 デザイン科(砥部分校)との共同研究を行っているSSH砥部焼班の新しい研究道具の電気窯が来ました。今日は、初めての過熱(空焼き)です。目標温度は900℃。素焼きに準じて6時間で500℃まで温度を上げ、続く4時間で900度まで上げるプログラムです。
 900℃まで上がるまでには、様々な揮発物質が出てきてものすごい匂いがしました。換気扇をつけ窓を開けっぱなしの10時間でした。
 後、何回か空焼きをしてから本焼きをしたいと思います。
 電気窯(正面)

 電気窯(全体像)

 目標温度到達

愛媛大学プロテオサイエンスセンター

2018年6月21日 18時39分
課題研究

 光るタンパク質、初体験!!-高大連携事業・愛媛大学プロテオサイエンスセンター-

 6月21日(木)に1年理数科40名が愛媛大学プロテオサイエンスセンターで生命科学に関する実習と施設見学を行いました。林秀則先生の御指導のもと、愛媛大学が開発した「試験管の中でGFPタンパク質(オワンクラゲの蛍光タンパク質)を合成する実験」を行いました。高校1年生にもわかりやすい解説で、生徒たちは興奮しながら光るタンパク質を見つめていました。施設見学では、無細胞生命科学、プロテオ創薬、マラリア研究に関する先端研究施設を見学させていただき、熱心に質問する生徒も見られました。
 生徒たちは多くの刺激を受け、今後の学習や課題研究に対するモチベーションが高まりました。1年理数科の今後の活躍に期待しましょう。

 講義

 実験1

 実験2

 実験3

 施設見学1

 施設見学2

 質疑1

 質疑2

イチョウSS+遠藤窯

2018年6月21日 18時26分
課題研究

6月21日(木) テストピース作りと遠藤窯
 今日のSSの時間は、砥部町の 遠藤 裕人 さん (えんどう窯)を訪れて、釉薬の作り方についてお話を伺う予定でしたが、愛媛大学高大連携事業に参加するため、7限のみテストピース作りをしました。今回は、イチョウの枝の灰と長石の混合比が4:6で赤色が出た結果(写真3)の追跡実験と、銅を使った釉薬の発色を確認する研究です。いよいよ、紫色を追求する実験になってきました。
 一方、砥部分校烏谷先生と自称銀杏のおいちゃんが、当初の計画通り、生徒抜きで遠藤さんの窯元を訪ねてお話をお伺いしました。
 遠藤さんは、釉薬の発色に対し、焼く温度、窯の冷ます時間や冷まし方、そして、生徒がやりやすい釉薬の調合方法など、遠藤さんの経験をもとに熱心に説明をしてくださいました。砥部焼の専門家である烏谷先生は、話の内容を記録し、焼成方法の違いによる発色の違いの確認など熱心に活動されていました。
 前回の池田さんのお話もあわせて、今回砥部焼の専門家から聞いたお話を参考に、SSHの生徒を指導していただく予定です。
 今後の研究内容が楽しみです。

 テストピース作り1

 テストピース作り2

 枝のテストピース

 遠藤窯にて1

 遠藤窯にて2 

 遠藤窯にて3

 遠藤窯にて4

6月21日(木)高大連携事業 理数科2年 数学講座

2018年6月21日 18時19分

『シャボン玉はなぜ丸い?』
 愛媛大学理学部 猪奥倫左 准教授をお招きし,『シャボン玉はなぜ丸い?』と題して講義をしていただきました。疑問をもち,観察を通して定式化し,謎を解明するという科学における探求の方法を,実験を交えながら体験させていただきました。そこでは,物理・化学が突破口を開き,数学が最後の仕上げをするといった複合的な視点の重要性を教えていただきました。高校数学の範囲内で有名定理を証明するなど内容も大変分かりやすく充実した時間となりました。
 
   
 

6月17日(日)GSC広島ホップステージ第2回セミナー

2018年6月18日 16時02分

 5月27日に続いてのグローバルサイエンスキャンパス(GSC)広島ホップステージ第2回セミナーに7名が参加し,「科学リテラシー講座」「研究者倫理講座」「科学講演会」の3つを受講しました。今回は体験的な学びを取り入れながらとても楽しく,奥の深い講座でした。特に「科学講演会 『数学は魔法の言葉』」では,臨床医と協力して蕁麻疹の発症パターンを数式化しシミュレーションすることで,個に応じた効果的な治療を目指そうという世界初の試みについて分かりやすくお話しいただきました。今回もとても刺激的な1日でした。
 
 

6月14日(木)のイチョウ班

2018年6月15日 07時01分

6月14日(木) イチョウ班の3人が、大活躍をしました。
 まず、来年度のテーマになる可能性が高い、「七折の梅」の実を採取に行きました。分校のある砥部町の名産品です。梅の枝や葉っぱは何時でも採れますが、梅の実は今だけ。農事組合法人ななおれ梅組合 代表理事矢野 征司 さんの御協力をいただき、沢山の梅を採取しました。分校で乾燥後、秋くらいに燃やす予定です。
 次に、日本伝統工芸士であり砥部分校の同窓会長でもおられる池田富士夫さんに、釉薬の作り方について教えていただきました。今までの分析結果や本焼きのテストピースの発色をもとに多岐にわたって教えていただきました。その内容からは焼き物の奥深さが十二分に伝わるものでしたが、話されている池田さんの表情は楽しそうで常にニコニコされていました。今回の教えをもとに、紫色の釉薬を作ろうと固く誓ったイチョウ・シスターズでした。

1 七折梅園で梅の採集

2 農事組合法人ななおれ梅組合 代表理事 矢野 征司 さんと

3 池田富士夫さんに質問

4 池田富士夫さんから説明

6月14日(木) SS(スーパーサイエンス)第7回

2018年6月14日 17時45分
課題研究

 今日のSSは今年度7回目でした。
 2年生は課題研究に取り組んでいます。先週の研究計画発表会での意見やアドバイスをもとに、実験方法を再検討した班、実験を進めた班がありました。中にはテーマ自体を変更する班もありました。これから夏・秋と研究が進むことを期待します。
 1年生は数学分野の実習でした。コンピュータを使ってデータ処理を行う手法を学び、恐竜の身長と体重の相関など、様々なデータを用いて両者の相関係数を調べ、どんな傾向があるかを探りました。今後の数学や理科の課題研究においても活用できる内容でした。

 コウモリの種類を特定する装置を確認中

 スターラーはこうやって使うんだよ

 先生自身の分析結果を熱く語っています

 コンピュータの機能を最大限活用し分析中!

6月7日(木) SS(スーパーサイエンス)第6回(1年生)

2018年6月7日 21時05分
課題研究

 今日のSSは今年度6回目でした。
 1年生は物理分野の実験として、等加速度直線運動の実験をしました。記録タイマーを適切に使い、速度や加速度を求め、運動の解析を行いました。また、各班員のデータから質量と加速度の関係をグラフ化し、両者の関係を議論しました。その結果を各班の代表者が発表し、全員で共有することができました。
記録テープを解析中
議論ができるよう正確な作業を!

6月7日(木) SS(2年生)

2018年6月7日 18時26分

 本日のSSは、課題研究計画発表会でした。
 作成した資料をもとに、どの班も研究の動機や目的、実験方法について発表しました。
 質疑応答では、時間が足りないほど積極的に手が挙がり、有意義な時間となりました。
 発表後にいただいた助言を参考にして計画を修正し、これから研究を進めていきます。

 堂々と原稿を見ずに発表できています。

 質疑応答の時間

 教頭先生から「独自性のある研究を」と助言をいただきました。

本日のCRⅡのようす

2018年6月5日 11時49分

本日は201HRでした。
担任の先生と研究計画の詰めをしています。
今日は図書館で活動です。
アドバイザーの先生と打ち合わせ。

5月31日(金) SS(スーパーサイエンス)第5回

2018年5月31日 16時24分
課題研究

 今日のSSは今年度5回目でした。
 2年生は今までの成果をまとめ、研究計画発表会の資料を作成しました。発表することで得られる発見や経験も大切です。アドバイスいただけるように、周到な準備をしましょう。
実験用パイプを加工中
イチョウの葉の灰をふるいに掛けています

 1年生は地学分野の実験として、重力加速度を測定しました。まず、地球の構造や重力の基本的な知識を学びました。その後、振り子の周期を測り、重力加速度を求めました。ストップウォッチを使って精度良く測るための工夫や、データの処理の仕方を学び、自然法則の不思議さを実感することができました。

振り子の周期の測定準備
班員の協力なしではできません

5月28日(月)CRⅠ

2018年5月28日 15時43分

 新聞記事や統計資料から、テーマの周辺知識を収集しています。現状を理解し、課題を発見することが目的です。
 新聞記事の切り抜きから
 統計資料を読む

5月24日(金) SS(スーパーサイエンス)第4回

2018年5月24日 19時37分

 今日は今年度4回目のSSでした。
 2年生は再来週の研究計画発表会へ向けて、実験を行ったり、今までの成果のまとめや発表資料の作成を行ったりしました。研究が順調に進む班もあれば、見直したり、抜本的に変えたりする班もあって様々です。いずれにしても、研究の動機付けや今後の計画を綿密に考え、一貫性のある活動にしてもらいたいものです。
 1年生は生物分野の酵素の実験を行いました。まず酵素についての基礎知識を学んだ後、肝臓を用いた酵素の実験でした。水溶液の取り扱いにも大分慣れ、手順を考え効率的に作業を行うことができるようになってきました。もちろん記録を確実に取り、考察に生かせるようにすることも忘れませんでした。

研究内容をまとめています
分析天秤を使って精密に測ります
酵素の反応性を観察中
線香の火はどうなるかな?

5月24日(木) CRⅡ

2018年5月24日 12時11分

 中間考査・修学旅行をはさみ久しぶりのCRで、担任の先生から改めてCRの意義と流れを説明してもらいました。現在、研究計画書を作成中です。本日は202HRでした。
 
 

台湾Presentation Meeting(理数科3年)3日目

2018年5月23日 07時47分

 研修第3日目の報告です。本日は桃園市立武陵高級中学を訪問し、交流を行いました。武陵高級中学は明日、校内での課題研究発表会を控えており、そのうちの3チームが、また、本校からは全3チームが研究発表をしました。武陵高級中学の生徒さんが台湾語の中に英語を交えながら、また、生徒さんが日本語に通訳をしながら、私たちが少しでも理解できるように工夫してくださったことが印象的でした。また、発表後には限られた時間で多くの生徒どうしで交流を行いました。武陵高級中学の先生方および生徒さんの心温まる対応に大変感謝しています。また、学校訪問の前後に台湾現地でしか体験できない文化的学習として、お茶体験等を行いました。お茶体験ではお茶の作法を学び、代表生徒が実際にお茶を入れる体験をしました。明日はいよいよ最終日です。最後まで気を抜かないよう、しっかり頑張ります。
武陵高級中学での交流
武陵高級中学生との記念写真
お茶体験の様子

台湾Presentation Meeting(理数科3年)2日目

2018年5月22日 09時16分
海外科学交流

 研修第2日目の報告です。台北市立建国高級中学で行われたPresentation Meeting(正式名称は、科學班專題研究發表會)に参加しました。発表会には建国高級中学生のほか、台湾国内とシンガポールからの参加もありました。
 本校からはガウス加速器班が口頭発表を、小惑星班、トーラスパズル班がポスター発表をしました。3班とも限られた時間いっぱい、聴衆に研究の内容を発表しました。建国高級中学生による、発表会の進行や研究発表はすべて台湾語で、内容を理解するのに苦労しましたが、ガイド役の生徒さんの丁寧な案内でスムーズに会に参加することができました。
 終了後の本校生徒の感想は「現地の言葉がわからなかったけれど、漢字を頼りに何とか理解しようとしました」や「建中生がとても優しく、英語での話もたくさんできて楽しめました」と、有意義な時間を過ごせたようです。
最後に、発表をした生徒さん、校長先生、秘書の鄭先生、ガイド役の生徒さんと一緒に記念写真を撮り、バスが出発した後まで見送っていただきました。建国高級中学の皆さん、本当にありがとうございました。

ガウス班の発表①
ガウス班の発表②
小惑星班の発表
トーラスパズル班の発表
発表をした生徒さんと一緒に記念撮影
校長先生、秘書さん、ガイド役の生徒さんと一緒に記念撮影

 

台湾Presentation Meeting (理数科3年)1日目

2018年5月20日 23時17分
海外科学交流

5月20日(日)、3年生理数科18名は、アジア3か国(台湾、シンガポール、日本)の高校生400名によるPresentation Meeting(台湾で開催)で発表するため、台湾に向けて出発しました。本校で取り組んできた課題研究を基に作成した英語プレゼンテーションや英語ポスターによる研究発表や質疑応答を通して、参加生徒の科学に対する興味・関心、科学的 思考力及び英語コミュニケーションスキルを向上させるとともに、歴史・文化の異なるアジア数か国(地域)の学生が参加する Presentation Meetingに参加して交流活動を進めることで、アジアの中の日本を意識しつつ生徒の国際性を一層高め、科学技術で世界と地域の持続的な発展に貢献できるグローバルリーダーを育成することを目的に本年度から実施します。
明日からの発表に向け、本日は台湾を見学しました。

出発前の諸注意
九份、「千と千尋の神隠し」の湯婆婆の屋敷のモデルと噂のお茶屋をバックに
台北101タワーの前にて
夕食は台湾料理。残さず全部平らげました

5月14日、CRⅡ

2018年5月14日 16時25分

 5月14日、CRⅡの様子です。
 各クラス、研究計画を練っています。現在は個人で研究計画書を下書きしています。(今日は208です)
 

平成30年5月7日(月)1年生CRⅠ 3時間目

2018年5月14日 16時23分

 NDCマップを用いて、研究分野を選び、グループ分けをしました。1年生の大テーマは「地域」です。図書室には充実の郷土資料コーナーなどがあり、課題研究を支援してくれています。
NDCマップで研究分野を知る
充実の郷土資料コーナー

5月11日(金) SS(スーパーサイエンス)第3回

2018年5月11日 17時06分

 今日は今年度3回目のSSでした。中間考査が本日まであった2年生のSSはありませんでした。
 1年生は化学分野の実験を行いました。陽イオンの反応性を確認し、未知の陽イオンの種類を特定する内容でした。化学実験での安全性を十分に踏まえならがら進め、水溶液の色の変化や反応性の違いに驚きの声を上げていました。また、水溶液の反応性をまとめることで、イオンの種類を特定しました。こうした作業を的確に行うことで、客観性のある実験データが得られることを学びました。

各水溶液を取り分けます
ピペットの扱いも慣れました
水溶液の色もカラフルです
金属イオンの同定も進行中

4月26日(木) SS(スーパーサイエンス)第2回

2018年4月26日 17時01分

 今日は今年度2回目のSSでした。2年生は台湾修学旅行での発表準備や、6月の研究計画発表会へ向けた準備などを行いました。真剣に取り組む姿から、今後の活動内容が楽しみになってきました。
 1年生は生物分野の実験基本技術について学びました。顕微鏡の基本操作について復習をし、視野の計算やサンプルの観察などを行いました。1年生は研究活動の基本を勉強し始めたところですが、土台をしっかりと作り、その後の研究が円滑に進むことを期待しています。

2年生が先行研究を詳細に調査中

2年生の台湾修学旅行への準備が本格化

2年生の課題研究の実験もスタート

1年生は顕微鏡の扱いに習熟しました

4月19日(木) SS(スーパーサイエンス)スタート

2018年4月19日 20時12分

本日より今年度のSS(スーパーサイエンス)がスタートしました。2年生は各班で集まり、今年の研究の進め方を検討しました。担当の先生を交え、熱心に意見を交換していました。1年生は入学以来初のSSでした。まず、本校のSSHについて担当の先生から説明がありました。その後、化学の実験器具の基本的操作の実習をしました。

              2年生物班のミーティング

     2年化学班は光の勉強から

   1年生はSSHの概要を知りました

  実験器具の扱い方の実習でした

4月8日(日)第6回四国地区SSH生徒研究発表会

2018年4月9日 09時35分

 四国地区のSSH指定8校が集まり、第6回四国地区SSH生徒研究発表会が徳島県立徳島城南高等学校で行われました。本校からは理数科新3年生32名が参加してこれまでの課題研究の成果を報告しました。
 発表はすべてポスター発表形式で行われました。他県の生徒、先生方とも活発に意見交換が行われ、今後の実験や論文作成のためのアイデアを得ることができました。

準備のようす準備のようす
発表のようす1ポスター発表1
発表のようす2ポスター発表2