お知らせ

《松山南SSH事業の成果と普及 科学系発表会への参加

多くの研究発表会に積極的に参加して、研究成果を報告し、その普及や他校の生徒との交流を図っています。

《平成30年度 報告》
◆第6回四国地区SSH生徒研究発表会
 平成30年4月8日、四国地区のSSH指定8校が集まり、第6回四国地区SSH生徒研究発表会が徳島県立徳島城南高等学校で行われました。本校からは理数科新3年生32名が参加し、これまでの課題研究の成果を報告しました。発表はすべてポスター発表形式で行われました。他県の生徒、先生方とも活発に意見交換が行われ、今後の実験や論文作成のためのアイデアを得ることができました。
  

◆スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会
 平成30年度SSH生徒研究発表会が神戸国際展示場で行われ、国内から208校、海外から26校が参加しました。本校からは理数科3年物理ガウス加速器班2名と理数科2年生2名が参加しました。開会式、東京理科大学特任副学長の秋山仁先生による基調講演の後、午前・午後合わせて5時間以上のポスター発表がありました。たくさんの方々に説明をし、さまざま視点からの質問や助言をいただきました。長時間の疲れも忘れてしまうほどの熱気の中、あっという間に時間が過ぎて、大変勉強になりました。また、海外招聘校の発表も多く聞くことができ、英語での説明を一生懸命聞き、質問をしたりいろいろな会話をしたりすることもできました。
  

◆中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会
 平成30年8月16日(木)、17日(金)、佐賀県佐賀市文化会館において、中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会が行われました。本校からは、数学班、地学班が参加し、これまで研究してきたことを分かりやすく伝えるように練習を重ね、審査員の先生からの質問に、誠実に丁寧に対応しました。
  

◆全国高等学校総合文化祭自然科学部門(2018信州総文祭)
 平成30年8月7日(火)~9日(木)、諏訪東京理科大学・茅野市民館(長野県茅野市)で、全国高等学校総合文化祭 自然科学部門が実施され、本校からは松山南ガウス加速器班2名が、愛媛県代表として参加しました。宿舎でも発表練習、スライドのチェックを繰り返したこともあり、7~8日に行われた物理部門研究発表では、堂々とした態度で発表を行うことができました。発表だけでなく、他校の発表に対して積極的に質問も行い、SSHの活動で培った、積極性と科学的好奇心や表現力が十分に発揮されました。
  

◆えひめサイエンスリーダースキルアッププログラム
 平成30年6月16日(土)、17日(日)えひめサイエンスリーダースキルアッププログラムに理数科1年生の4人が参加しました。2日間にわたって、「科学研究の進め方」や「物体が流体から受ける抵抗力」ついて学び、2日目は実際に、抵抗力に関する研究テーマを自分たちで設定し、実験・考察・発表を行いました。まだ授業では物理は習っていませんが、講義していただいた内容を参考にしながら、4人で意見を出し合い、主体的に取り組めていました。
  


◆グローバルサイエンスキャンパス広島(GSC広島)
 本校理数科2年木村凪さんが、平成30年度広島大学グローバルサイエンスキャンプ(GSC広島)において、ホップステージから厳しい競争を勝ち抜いて、ステップステージに選抜されました。8月に行われたセミナーでは、広島大学大学院生物圏科学研究科の西堀正英先生の「GSCの目的と課題研究」、Christopher Knobler先生の英語によるポスター指導、コベルコ建機株式会社によるセミナーなどを受講し、視野を広げることができました。本生徒は、最終ステージであるジャンプステージまで進み、研究を進めています。

  

◆愛媛大学GSC(eGS グローバルサイエンスキャンパス)
 愛媛大学が平成30年度から実施する「愛媛大学グローバルサイエンスキャンパス-愛媛で学び、世界を目指せ!!」に本校生徒が応募し、選考で残った16名が受講することになり、平成30年9月15日の第1回の講座から受講しました。その後、この16名の中から、本校の理数科6名が最終ステージに進み、研究を進めています。今後、約1年半継続する学習プログラムを受講し、将来グローバルに活躍する次代の科学技術人材を目指します。
 

◆「集まれ!理系女子 女子生徒による科学研究発表会四国大会」
 平成30年8月25日(土)、『集まれ!理系女子 女子生徒による科学研究発表会 四国大会』が愛媛大学で行われ、本校のSSH浸透班(井上愛理、桐畑咲良、野中綾乃)が参加し、「糖の分子構造と浸透現象の関係性」というテーマで研究発表を行いました。研究発表や質疑応答を通して、ノートルダム清心女子高等学校と6校の理系女子の交流を図ることができました。
 

◆マスフェスタ 全国数学生徒研究発表会
 平成30年8月25日に関西学院大学で行われましたマスフェスタに、本校の3年生数学班と2年生数学班の代表が参加しました。全国から集まった生徒による7本の口頭発表、52本のポスター発表があり、本校も「トーラスパズルの製作と研究」という題で、課題研究の成果をポスターで発表しました。全国のレベルの高さを痛感すると共に、新しい視点や感性に大変刺激を受けました。
  


◆数学甲子園2018
 平成30年7月30日(月)に岡山で行われた「数学甲子園2018」の予選に、本校から今までで最多の20名(2、3年生、普通科、理数科)が参加しました。全国を12ブロックに分け、愛媛県は中四国ブロックに入ります。数学甲子園はこの10年間で出場チーム校数が約12倍、出場チーム数が約24倍と急激に増えており、岡山の会場でも大変な熱気でした。本校の数学の精鋭たちも暑い中、難しい問題に一生懸命取り組み、がんばりました。この経験を生かして、これからも数学に興味関心を持ち続けてほしいと思います。
  



◆日本生物学オリンピック2018
 平成30年7月15日(日)に全国各地で行われた標記の大会で、本校生物部で理数科1年の白石浩都君が優良賞(成績上位10%/全国約4,200人受験)に入賞しました。このオリンピックは国際生物学オリンピックの予選も兼ねており、例年ハイレベルなコンペティションとなっています。来年はさらに優秀賞や最終選考に選ばれることを目標に挑戦してもらいたいです。


◆ひらめき ときめきサイエンス 高知大学
 平成30年7月28日(土)、理数科2年生2名が,高知大学が日本学術振興会の採択を受けて実施したプログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス~『誕生』と『再生』から読み解く生命の不思議」に参加しました。高知大学医学部先端医療学推進センター・再生医学部門が世界に誇る再生医療の研究成果やマウス受精卵のインジェクションをはじめとした多くの実習,講義を体験してきました。参加した2名は,大学ならではの実習に刺激され,また,地方大学でも世界に通用する研究成果を上げていることに驚きを隠せませんでした。これからの学習,課題研究にとてもよい刺激となりました。
  


◆つなぐ生物多様性高校生チャレンジシップ
 平成30年8月18日(土)・19日(日)に松山市で標記の大会が開催され、生物部の1年生4名が口頭発表を行い、奨励賞を受賞しました。また、2日目は大会に参加した県内外の高校生との交流会や、「次世代につなぐ里地里山の生物多様性」というテーマで東温市上林地区の野外調査、ワークショップを行い、生徒たちはたくさんの刺激を受けました。この経験をこれからの課題研究に生かしてくれることでしょう。
<発表テーマ> 松山市北条地域の生物多様性
<発表生徒>  1年理数科 田村佳典 中嶋 滉 花岡龍之介 山崎 豊


◆平成30年度松山南高等学校SSH研究成果報告会
 平成31年3月14日(木)、ひめぎんホール(愛媛県県民文化会館)において、平成30年度松山南高等学校SSH研究成果報告会が開催されました。この一年間取り組んできた国際性育成事業、普通科課題研究、理数科課題研究に関するプレゼンテーションとポスター発表を行い、本校のSSH事業の成果や特徴・魅力を伝えることができました。また、同じSSH校である西条高校と宇和島東高校にも発表していただき、互いの研究内容について理解し、質疑応答を通して交流を深めることができました。御参観いただいた皆様、ありがとうございました。ポスター発表では、SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標に基づいた研究発表を行いました。ポスターの右上にSDGsのそれそれのマークを入れました。
  
  
  
  
  
  

平成30年度えひめスーパーハイスクールコンソーシアム 
 平成31年2月9日(土)、ひめぎんホールで開催された「えひめジョブチャレンジU-15フェスタin中予」及び「えひめスーパーハイスクールコンソーシアム」に理数科生徒が参加しました。  「地域に生き地域とともに歩む高校生育成事業」で取り組んでいる「イチョウの灰を使った砥部焼アクセサリーの商品開発」の内容について、本校と分校の生徒が合同でポスター発表を行いました。イチョウ班の1年生にとっては、大勢の前で発表をするのは今回が初めてで、緊張の連続の中での発表でしたが、全員で協力して発表し、多くの方に興味を持って聞いていただけました。
  理数科2年水滴班は課題研究の成果をステージ発表しました。参加している中学生にも理解できるように発表構成に工夫を加えて臨み、高校生だけでなく中学生からも質問をいただきました。
     

◆京都市立堀川高校と自然科学系交流会 
 平成30年10月8日(日)、9日(月)、松山中央高校において、「自然科学系交流会」がありました。京都の堀川高校、松山東高校、今治西高校、宇和島東高校、中央高校のみなさんと班を作り、活動をしました。8日の午前中は高電圧バッテリーづくり、8日の午後は共通のテーマで探究活動を行い、9日には発表会が行われました。他の学校の生徒さんと一緒に活動をする機会はあまりないので、いい機会になりました。どの班も工夫を凝らした作品を作ることができ、盛り上がりました。
  





3 地域の児童生徒への普及(H30)

 地域の児童生徒にSSH事業の成果として、科学の楽しさや面白さを伝えます。
◆「親子実験教室」

 平成30年8月25日、26日に愛媛大学理学部城北キャンパスで行われたサマースクール「親子実験教室」に講師として参加し、「金属樹を顕微鏡で見よう」と題して様々な金属樹を観察しながら、イオン化傾向の大きさを考えました。きらきら光る金属樹に小学生だけでなく、一緒に参加した保護者の方も驚きの声を上げていました。小学生に化学の不思議と楽しさを、優しく教えながら楽しく活動することができました。
  

 

◆「保育所訪問でSSH化学班が大実験」

 平成30年7月24日、認定こども園 和泉保育園を訪問し交流会を実施しました。今回は、SSH化学班の生徒協力の下「化学実験・・・結晶をつくってみよう」というテーマでした。酢酸ナトリウムの過冷却の実験を、「アナと雪の女王」を例に挙げ、子どもたちに分かりやすく伝えました(伝わったと思います)。代表の子ども達による実験は、酢酸ナトリウムの色を変えることで分かりやすく工夫し、大成功!!子どもたちの驚きやワクワクする様子を見ることができ、化学の魅力を改めて実感することができました。
  

◆「中学生学校見学会でSSHの魅力を伝える! 」

 平成30年7月26日、中学生学校見学会が行われ、全体会で本校理数科生徒はSSH校でないと経験できないSSH校の魅力(課題研究・国際性育成・高大連携等)をプレゼンテーションで伝えました。また、SSHを経験し、京都大学や大阪大学で活躍している先輩からの話もありました。その後、物理、化学、生物、地学の各会場に分かれて、中学生は基礎実験を行いました。理数科生徒は、アシスタントとして、実験指導を行い、理数科の魅力を中学生に伝えました。
  



 

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