地域サイエンス
《松山南SSH事業における「地域の理数教育のレベルアップ」への取組》
【地域サイエンス実験講座】
中学生アドバンストサイエンス実験講座
令和3年7月26日、27日、28日の3日間、本校で、中学生アドバンストサイエンス実験講座を開催しました。
松山市内外の中学校34校から130人の中学生、57人の保護者に参加していただきました。
物理・化学・生物・地学の4領域の中から2領域を選択し、探究活動を行っていただきました。
物理領域:光センサーを用いて振り子の周期を測定しよう
化学領域:超低温(-196℃)を体験しよう
生物:目と脳はつながっている?~脳の補正のしくみを体験しよう~
地学領域:結晶を観察してジュエルソープを作ってみよう
理数科2年生の生徒たちが、TAとして中学生の実験活動の支援を行いました。
日程 令和2年8月18日(火曜日)19日(水曜日)の2日間
中学生、保護者、教員を対象に、中学生アドバンストサイエンス実験講座を本校会議室、各実験室において、2日間実施し、36中学校 生徒134名 中学校教員37名 保護者49名 合計220名の参加があった。当日は、参加される方々が安心して体験学習ができるように、一人一人の健康観察、マスク着用、消毒等の新型コロナウイルス感染予防対策をした上に、徹底した予防対策として、本校の教員と生徒はフェイスシールドを着用して実験等の指導を行った。
まず、理数科2・3年生の生徒たちが、本校のSSH事業における高大接続、高大連携、台湾科学交流研修、関西研修についての報告、そして、代表班による課題研究の研究発表を行った。
その後、参加した中学生は、物理・化学・生物・地学の中から希望する2つの実験講座を各実験室で受講した。
◆物理 パソコン計測機器を用いて単振り子の運動の解析
◆化学 液体窒素を用いた極低温空気から液体酸素を取り出す実験
◆生物 口腔上皮細胞中の遺伝子を析出させる実験
◆地学 チオ硫酸ナトリウムを用いた結晶の成長観察実験
各講座においては、理数科1・2年生の生徒たちが実験の支援役となり、中学生に対しての実験の支援や実験内容・学習内容に関する質問に対しての説明を行った。参加した中学生たちも意欲的かつ真剣に実験に取り組んでいた。講座の時間が終わっても最後まで粘り強く実験を続けてくれた中学生もいた。また、校内に生徒の課題研究ポスターも掲示し、SSH校での課題研究の魅力について説明した。
〇参加した中学校関係者 36中学校 生徒134名 教員37名 保護者49名 合計220名の参加
〇本校理数科生徒 42名 参加(SSH事業の高大接続等の説明 課題研究発表 各領域の実験のTA)
地域サイエンス実験講座
地域の児童生徒への普及
地域の児童生徒にSSH事業の成果として、科学の楽しさや面白さを伝えます。
◆「親子実験教室」
愛媛大学と連携し、8月25日、26日の2日間、愛媛大学理学部城北キャンパスで「親子実験教室」を実施しました。
本校生徒が講師として参加し、「金属樹を顕微鏡で見よう」と題して様々な金属樹を観察しながら、イオン化傾向の大きさを探究してもらいました。
きらきら光る金属樹に小学生だけでなく、一緒に参加した保護者の方も驚きの声を上げていました。
小学生に科学の不思議と楽しさを、優しく教えながら楽しく活動することができました。
◆「保育所でSSH化学班が大実験」
7月24日、認定こども園 和泉保育園を訪問し交流会を実施しました。
今回は、SSH化学班の生徒協力のもと、「化学実験・・・結晶をつくってみよう」というテーマでした。
酢酸ナトリウムの過冷却の実験を、「アナと雪の女王」を例に挙げ、子どもたちに分かりやすく伝えました(伝わったと思います)。
代表の子ども達による実験は、酢酸ナトリウムの色を変えることで分かりやすく工夫し、大成功!!
子どもたちの驚きやワクワクする様子を見ることができ、化学の魅力を改めて実感することができました。
◆「科学の甲子園ジュニア愛媛大会で本校生徒が中学生に課題研究について講演」
8月30日、愛媛県内から多数の中学生が参加して行われた、第7回科学の甲子園ジュニア愛媛大会に、本校理数科3年の伊藤祐希くんと藤原諒くんが講演会の講師として参加しました。
愛媛大学の杉浦美羽先生にご指導いただきながら取り組んだ課題研究を中学生に向けてプレゼンしました。
講演題目は、「異なる光条件で培養した植物体内のビタミンC量の違いについて」です。
難しい内容ですが、中学生にわかるようにクイズも交えて、言葉を選びながら、落ち着いて講演することができました。
こうした経験がこれからの研究発表にもいきてくると思います。とても良い経験になりました。
◆「中学生学校見学会でSSHの魅力を伝える! 」