松南SSH日記

SSHアメリカ海外研修 第4日目

2019年11月1日 13時09分

2019年10月31日(木)
 今日は、BridgePort Aquaculture Science and Technologyを訪問しました。まず、学校・地域紹介をしたのち、課題研究の発表を行いました。発表では、英語で話す・伝えることについては、内容をよく理解してもらえたようですが、質問の内容を聞き取ることができず、大変苦労しました。あとで考え直すと「あの単語のことだったのか」と思うものもあり、リスニングの力をもっとつけないといけないと感じました。
 続いて、生徒さんの研究内容の紹介や水産・環境に関する実習棟の説明を生徒さんから受けました。
 次に授業参加をしました。情報処理の授業では、標準偏差や相関係数を求める際にExcelを使わずに、Excelの計算式で行われている操作(計算)を自分たちの手で行うという内容でした。化学の授業では、炭化水素の直鎖構造と鎖状構造の仕組みを分子構造模型を使って考える内容でした。どちらも説明の内容を聞き取ることが難しくて困りましたが、ほかの生徒さんと相談しながら作業を進めていく中で内容を理解することができました。最後に学校全体の研究室や実習室を見学させていただきました。
 その後、ニューヨークへ移動しました。本日は市内で宿泊し、明日はいよいよ帰国となります。
 今日はハロウィーンということで、学校にコスプレをしてやってくる生徒さんがいたり、市内やホテル内でコスプレをしている人をたくさん見かけたりで、自分たちが今、本場にいるんだなということを実感しました。
 
 アサギマダラ班の発表

 質疑応答には全員で対応しました

 分子構造について考えています

 ロブスターの飼育槽を見学しました

 コスプレで登校している生徒さんもいます

10月31日木曜日のSS

2019年11月1日 07時10分
課題研究

 来週は2年生の課題研究の中間発表となっているため、多くの班が、発表向けてデータを整理して現時点でのまとめをしていました。一部の班は実験に熱を入れてデータの取得に追い込みをかけていました。見ていると、どの班も研究が軌道に乗ってきたようです。中間発表が非常に楽しみとなりました。最後の写真は、1年生です。担当の先生の御指導のもと、実験をしておりました。1年生も頑張っています!
            

SSHアメリカ海外研修 第3日目

2019年10月31日 14時11分

2019年10月30日(水)
 州立コネチカット大学での研修2日目です。午前中は昨日に引き続いてWoodstock Academyの生徒さんと一緒にワークショップを行いました。電子移動による光放射に確認し、光の吸収をスペクトルを測定して比較するという内容でした。濃度の異なる溶液の調合やスペクトルのピークの波長の測定を、グループ内で協力して行いました。メンバーこそ異なりましたが2日目ということで、コミュニケーションをとりながら実験を進めることができました。
 午後は、本校SSH1期生の萬井先生から、2日間の実験の振り返りと、先生の研究内容についての講義でした。実験は2回とも「電子移動反応」という、1992年のノーベル化学賞の受賞内容に関するもので、その原理について詳しく解説していただき、実験内容の理解を深めることができました。また、先生の研究室所属のジェイソンさんの研究内容について、実験器具を操作しながら説明していただきました。英語がとても速くて聞き取りづらい場面もたくさんありましたが、一生懸命理解しようと頑張りました。
 その後、先生にインタビューを行い、海外の大学を選んだ理由や、研究者としての考え方などについてお話を聞くことができました。夕食も学内で一緒にとり、最後までいろいろなお話を聞くことができました。
 萬井先生のおかげで充実した2日間を過ごすことができました。先生に感謝するとともに、ここで得た内容・経験を生かしていきたいと思っています。
 実験中。溶液の調合中

 実験中。スペクトルのピークの波長の測定

 萬井先生の研究内容に関する講義

 萬井先生へのインタビュー

 ジェイソンさんの説明を聞きました

 萬井先生および研究室の方と一緒に記念撮影

SSHアメリカ海外研修 第2日目

2019年10月30日 10時46分

2019年10月29日(火)
 本日は州立コネチカット大学を訪問しました。本校SSHの卒業生である萬井知康先生が勤務される化学科で、コネチカット州のWoodstock Academyの生徒さんと一緒に活動をしました。
 まず、本校生徒が課題研究の発表を行いました。5名中3名は英語での口頭発表の経験はありましたが、ネイティブの人に対する発表は初めてで、緊張しながらの発表となりました。質疑応答では多くの質問がありましたが、相手がゆっくりと分かりやすい表現で質問をしてくださったおかげで意味が分かり、上手に受け答えをすることができました。
 続いて、萬井先生の指導による、緑色レーザーを利用した、分子のエネルギー吸収・発光反応の実験実習を行いました。
 初めに先生から原理の説明があり、グループに分かれて実験を行いました。すべてが英語で行われるため、初めは戸惑っていましたが、Woodstock Academyの生徒さんが積極的な働きかけによりグループに溶け込むことができ、最後は多くの生徒と意見を交わすことができました。
 実験後は、化学科全体と萬井先生の研究室を見学させていただいた後、学科の内容やアメリカの大学のシステムなどについて、座談会形式で意見交換を行いました。明日も萬井先生のご指導を受ける予定です。

 惑星班の研究発表

 実験方法について確認中

 実験の様子

 萬井先生の研究室で実験器具の見学

研究室体験

2019年10月29日 15時21分
高大連携事業

 10月23日水曜日、24日木曜日の午後に、愛媛大学の理学部、教育学部、工学部、社会共創学部、農学部、医学部、プロテオサイエンスセンター、学術支援センターの、沿岸環境科学研究センターのご協力の下、16の研究室で研究室体験が行われました。
 理数科2年生と3年生希望生徒が参加し、各研究室で講義を受け、現地調査活動や実験・観察、プログラミングなどを行いました。短い時間ではありましたが、普段から探究活動をしている生徒にとって、大学の研究を肌で感じることができ、今後の活動の良い刺激となったのではないでしょうか。
         

SSHアメリカ海外研修 第1日目

2019年10月29日 12時49分

 理数科2年生4名と普通科2年生1名の計5名が、SSHアメリカ海外研修のために、10月28日に日本を出発し、コネチカット州ハートフォード市に到着しました。
 羽田空港から成田空港に移動し、ニューヨーク市のJ.F.ケネディ空港に到着しました。成田空港を16:40に出発、約13時間のフライトの後、ニューヨークに到着したのは、日付変更線の関係で28日(月)の16:50でした。入国審査の後、現地のガイドさんと合流し、一路コネチカットに向かいました。入国審査やニューヨーク市内の渋滞で時間がかかり、ホテルに到着したのが21:30過ぎでした。(日本との時差は+13時間ですので、日本が正午の時、こちらは前日の午前11時になります。)
 長旅の疲れを癒すべく、しっかりと休んで、明日のコネチカット大学での研修に備えます。

 松山空港を出発です

 J.F.ケネディ空港に到着しました

 ホテルにチェックイン

 ホテル近くのスーパーにて、ハロウィーンのかぼちゃの前で

第11回坊っちゃん科学賞研究論文コンテスト発表会ならびに表彰式

2019年10月29日 07時06分
研究発表

 10月27日に東京理科大学神楽坂キャンパスで行われた、第11回坊っちゃん科学賞研究論文コンテスト発表会・表彰式に、195点の応募の中から最終発表5作品に残った、理数科3年の伊藤祐希君と藤原諒君が参加しました。最終発表会では5チームが発表し、プレゼンテーションを含めた総合審査により最優秀賞が決定されます。
 伊藤君と藤原君は、「異なる光条件下におけるシアノバクテリア内に含まれるアスコルビン酸量に関する研究」という研究テーマで、この最終発表会で発表を行いました。全国から集まった、優秀な研究の発表を聞くことができ、非常に刺激を受けるとともに、これからは目の前にある課題をどのように見つけて、どのように解決することができるのかを考えていくことが必要であると感じました。とても貴重な経験ができました。
 本研究は、愛媛大学プロテオサイエンスセンター杉浦美羽先生に御指導いただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。
 また、愛媛大学の公式ホームページにおいても、今回の受賞が掲載されました。

    

SSHアメリカ研修 出発

2019年10月28日 16時48分

 令和元年10月28日(月)、SSHアメリカ研修のため、2年生理数科4名普通科1名の計5名の生徒が、朝7:30の飛行機で松山空港から羽田空港に向かいました。その後、成田空港に移動し、成田空港16:40発でアメリカのJFケネディ空港に出発しました。明日以降の研修報告を楽しみにしています。

10月24日 理数科1年生「スーパーサイエンス」高大連携事業

2019年10月25日 17時12分
高大連携事業

 10月24日木曜日、愛媛大学との高大連携事業が開催されました。愛媛大学に理数科1年生が訪問し、講義を受けました。
 物理班は、愛媛大学理学部物理コース教授前原常弘先生による「プラズマと光」についての講義を受けました。座学に加え、実験・観察を通して、プラズマの性質とその技術的な応用例、光の性質について学ぶことができました。
      
 理数科1年生21名が愛媛大学城北キャンパス「プロテオサイエンスセンター」を訪問しました。
 プロテオサイエンスセンター 坪井敬文センター長から、プロテオサイエンスセンターとその技術を用いたマラリア研究について、わかりやすく教えていただきました。講義では、マラリアについてだけでなく、将来「地球」で活躍するのだという意識、ゲノム情報をもとにタンパク質を実際に合成できること、生活向上のために現地の感染症をなくすことの重要性など、視野を広げることができました。
 講義後は、マラリア研究部門(坪井先生)、プロテオ創薬科学部門(竹田浩之先生)、無細胞生命科学部門(野澤彰先生)の研究室を訪問し、研究内容を教えていただいたり施設見学をさせていただいたりしました。
 プロテオサイエンスセンターの皆様、ありがとうございました。

坪井先生の講義の様子
   
マラリア研究部門でマラリア原虫を観察
 
プロテオ創薬科学部門で研究内容の解説
 
無細胞生命科学部門で研究内容の解説
 

理数科SS 砥部焼班 うめっぱー(梅っぱー)活動開始

2019年10月17日 18時23分
課題研究

 理数科1年生のSS砥部焼班 うめっぱー の活動が始まりました。
『農事法人ななおれ梅組合』の東さんにいただいた七折梅の葉を校舎内で乾燥し、消防署の許可を得て燃やし、水簸を行いました。今後、作られる釉薬の発色が楽しみです。その後、イチョウの灰を使ってテストピース作成の練習を行いました。
 砥部焼班は、各種研究や発表等で多忙な班ですが、3代目として男子2名・女子3名のうめっぱーの活躍が楽しみです。
  葉っぱの乾燥(清掃時)
  梅の葉の燃焼
  水簸作業
  テストピースの作成

理数系教員育成支援プログラムを実施しました

2019年10月17日 15時33分
高大連携事業

 高大連携の事業の一環として、令和元年10月16日(水)に理数系教員育成支援プログラムを実施しました。講師として愛媛大学理学部化学科の山根結実さんにお越しいただき、「酢酸の反応を通して触媒の働きに注目してみよう」というテーマのもと、指導していただきました。有機合成の実験を通してエネルギーの観点から触媒の働きを学びました。発展的な内容もありましたが、各生徒がタブレット等を使用して記録を残すなど、協力して課題に取り組んでいました。生徒・講師ともに大変有意義な時間を過ごすことができました。
      

10月3日(木) 理数科SS

2019年10月4日 17時04分

2年生
 10月3日(木)の2年生理数科のSSです。高文祭に向けてのポスターや研究要旨の提出も終わり、各班とも実験を行ったり文献を調べたりして自分たちの研究を深めていました。また、アメリカ研修に向けての準備に取り組む生徒もいました。(写真左上から順に)
 数学班は担当の先生と議論をしておりました。
 ガウス加速器班は衝突時の磁場の様子を観測する方法を検討しています。
 摩擦班はとにかく測定データをとっています。
 水滴班は、跳ね返りの様子を確実に観測できるよう装置の工夫をしています。
 クモ班はアメリカ研修に向けて試料の準備をしています。
 アサギマダラ班は、光学顕微鏡と電子顕微鏡で撮影した羽の鱗粉を観察しています。
 ブロック塀班は、文献を調査中。
 浸透圧班は、実験器具の使い方の確認をしていました。

    
    
    
   

9月26日(木)高大連携事業

2019年10月1日 18時23分
高大連携事業

9月26日木曜日 2年生と1年生のSSは愛媛大学との高大連携事業でした。
 1年生は理学部を訪問し、化学分野と地学分野について、2年生は医学分野、工学分野、農学分野に分かれて講義を受けたり施設見学行ったりしました。大学の先生の研究や学問に対する情熱、姿勢を肌で感じることができました。今後の探究活動に生かしていきたいです。

【2年医学班】
 基礎医学(加藤英政先生)の講義では「細胞記憶とiPS細胞」について、臨床医学(森谷友造先生)の講義では最先端の小児医学の研究成果や課題について学び、愛媛大学の研究の質の高さを実感し、愛媛大学で学びたいなという気持ちになりました。また、分子寄生虫学研究室では、マラリアの研究について実際にマウス赤血球に感染するマラリアをリアルタイムに観察することができました。医科学研究の意義深さを実感することができました。

  基礎医学講座
  臨床医学講座
  分子寄生虫学研究室
  マラリアの観察

【2年工学班】
愛媛大学 工学部 機械工学コース 准教授 岩本幸治 先生 「飛行機はなぜ飛ぶのか」
 有人飛行機の実現にいたるまでの理論的・技術的なブレイクスルーポイントを学んだ。飛行機が飛ぶ理論においては、流体力学を用いた理論を高校物理の力学の考え方を用いて学んだ。紙飛行機を用いた実験を通して、飛行機が安定して飛ぶための理論を理解し深めることができた。
    


【2年農学班】
 愛媛大学大学院農学研究科及び豊橋技術科学大学に所属して教授を務めておられる高山弘太郎先生に『スピーキング・プラント・アプローチ技術が可能にするスマート農業』というテーマで講義をしていただいた後、植物工場を見学しました。講義では、光の特徴や光合成についてわかりやすく教えていただいた後、光を用いて作物の生育状況を診断できる原理や、様々な情報を収集して栽培管理をしていくことの重要性について学ぶことができました。植物工場では、実際にトマトが栽培されている様子や計測ロボットを見学し、質疑応答も行われました。高山先生、研究室の皆さん、ありがとうございました。

  講義の様子
  葉を用いて「クロロフィル蛍光」を観察
  植物工場見学の様子

【1年化学班】
 環境化学の講義では、理学部化学科の国末達也先生が、「内分泌攪乱物質」についてお話ししてくださりました。環境中に存在する様々な化学物質が地球上に存在する生物の体内に残留しており、これらを食べることでヒトにも影響が及ぶことを学びました。こうした物質は、ゴミを焼却する際にも排出されており、発展途上国では直接ヒトが汚染されています。そのため、ごみ問題を解決していく必要もあります。これ以上、化学物質による生物の汚染を引き起こさないためにも正しい知識を得て、環境に優しい材料を使っていく必要性を感じました。
    

【1年地学班】
地球深部ダイナミクスセンターの亀山真典先生と出倉春彦先生が、マクロとミクロの視点から地球内部のようすについて講義してくださいました。見えないところ、行けないところであっても物理学を用いることでようすを知ることができるということを学びました。「知りたい」という探究心が研究の原点であると、改めて感じました。また、講義の後は実験室を見学させていただきました。超高圧装置やヒメダイヤを見せていただき、生徒たちはダイヤモンド以上に目を輝かせながら説明を受けていました。
    

東京大学グローバルサイエンスキャンパス

2019年10月1日 18時16分
高大連携事業

 1回目の東大GSCに参加してきました。最初にガイダンスがありました。開催趣旨の説明と今後の予定の説明がありました。その後、ヘイチク・パヴェル准教授による「科学研究のための統計入門」の講義がありました。学校で習った「データの分析」の内容をより深く学びました。課題をいただいたので、次回までにじっくりと考えて取り組みたいと思います。
  

9月19日(木)2年生理数科SS

2019年9月24日 17時10分
課題研究

 9/19(の2年生理数科スーパーサイエンス(SS)では、本日が高文祭に出展する研究要旨とポスターの校内締め切りということで、先週に引き続き、各班とも熱心に研究活動に取り組んでいました。

  アサギマダラ班 まとめ方について議論中です。

  ブロック塀班 これまでの実験結果をまとめております。

  数学班 海外の参考文献を参考に進めています。

   くも班(先)と水滴班(後) こちらは、着々と要旨とポスターが完成に近づいています。

  重金属班 こちらは、実験組と要旨作成組に分かれて活動中。

GSC広島ジャンプステージ・オーストラリア研修

2019年9月24日 07時49分
高大連携事業

GSC広島ジャンプステージ・オーストラリア研修に309HR木村凪さんが参加しました。

 9月1日から7日まで標記の研修に309HRの木村さんが参加しました。木村さんは昨年5月のホップステージから始まり,ステップステージ,ジャンプステージへと駒を進めてきました。これまで広島大学の先生に指導を受けながら,先日,6か月におよぶジャンプステージでの研究の成果を発表し,無事プログラムを終えたところです。オーストラリア研修では,全泊ホームステイ,2つの自然公園,現地の農業祭などオーストラリアならではの体験ができ,文化の違いや雄大な自然の中で学ぶことも多かったようです。5日目のポスター発表では,現地の聴衆に囲まれる緊張の中,反省を生かしながら回を重ねる毎に自信をつけつつ,今後の課題も見つかりました。また,いくつかの科学プログラムの中でも6日目に行った,研修の会場であるHamilton secondary collegeでのMARS Mission は,恐らく一生に一度のとても刺激的なものだったそうです。指示を出すオペレータ役と火星地表での調査役に分かれ,本物の宇宙服を着て様々なミッションをクリアするというもので,今回の研修で最も印象に残るものとなりました。
 受験勉強も本格化している中での7日間,学習へのモチベーションを向上させ,進学への夢を大きく膨らませる貴重な体験となったようです。後輩のみなさんも是非チャレンジしてみてください。
  MARS Mission
  ある日のディナー
  自然公園
  農業祭での盆栽ブース
  オーストラリアの絶景

グローバルサイエンスキャンパス(GSC)広島 台湾研修 参加レポート

2019年9月24日 07時45分
高大連携事業

 グローバルサイエンスキャンパス(GSC)広島ステップステージに参加している理数科2年の藤家亜衣さんが、9月9日(月)~11日(水)の3日間、台湾で行われた研修に参加しました。藤家さんから研修の感想が寄せられています。

 私は9月9日から3日間GSC広島の活動として台湾での研修に参加しました。研修には広島県内の女子生徒2名と私の3名が参加しました。初日は移動日で、松山空港を出発し、羽田空港で広島県の生徒さんと合流し、台湾の松山空港に向かいました。台風の影響で羽田空港からの出発が遅れましたが、無事に台北に到着し、その後、台湾東北部の宜蘭県に移動しました。私は5月に修学旅行で台湾を訪問しましたが、ホテルの周囲のお店では台北とよく似た独特な香りがして懐かしく感じましたが、雰囲気が台北とはまた違っていて印象的でした。
 2日目は国立蘭陽女子高級中学を訪問しました。午前中は自分が行っている、砥部焼の釉薬の研究について英語でプレゼンを行いました。私にとっては初めての英語でのプレゼンで、すごく緊張しました。台湾の生徒さんたちは自分の研究を楽しんでおり、それを発表するのもとても楽しそうで、とても刺激を受けました。その後は、英語の授業に参加したり、美術と科学を織り交ぜた様々な科学演習を行ったりしました。終日、生徒さんたちとグループで活動しましたが、英語力の高さに圧倒されそうでした。でも、自分のできる限りの英語を使い、それでも駄目なときはジェスチャーを使ってコミュニケーションをとろうと頑張りました。その甲斐もあって、たくさんの友だちができました。自分の英語の弱い部分に気付くことができたので、これからもっと頑張っていきたいと感じました。
 3日目は帰国日でした。羽田空港到着の時、強風のために着陸が何度もやり直しです怖い経験をしましたが、無事帰国し、松山に到着しました。
あっという間の3日間でしたが、GSC広島で一緒に頑張っている仲間との絆を深めることができたこと、台湾で頑張っているリケジョの仲間と出会えたこと、修学旅行で訪れた台北周辺以外の台湾に触れることができたことなど、たくさんの経験をすることができました。これから自分の課題研究を含めて、学校生活をしっかり頑張っていきたいと思います。最後になりましたが、研修期間中、御指導いただいた広島大学の先生方に大変感謝しています。

 なお、研修の様子は、広島大学「グローバルサイエンスキャンパス(GSC)広島」HP上にも公開されています。https://www.hiroshima-u.ac.jp/gsc/2019t
  

9/19(木)1年生理数科SS

2019年9月21日 07時42分

 1年生は先週に引き続き、課題研究のテーマ決めと研究計画の立案でした。みんな熱心に調べています。中には実験をしている班もありました。
       

9/19(木)の梅ちゃんズ2

2019年9月20日 20時33分
課題研究

梅ちゃんズ2が「七折小梅の葉」をいただきました。

 9月19日(木)に、SSH砥部焼班「梅ちゃんズ2」が、農事組合法人「ななおれ梅組合」組合長の 東 洋二 様の梅畑を訪問し、研究の材料である砥部町特産の「七折梅の葉」をいただきました。
 この時期、梅はもはや落葉し始めていましたが、東様の御協力でビニール袋3袋採の梅の葉が取できました。ありがとうございました。今後、大切に使わせていただきます。
また、東様には、七折梅の枝の灰なども御提供していただいており、11月9日(土)に開催される砥部分校の文化祭で、砥部焼班の研究発表、分校のセラミック班が作った梅枝の灰釉薬を用いた小皿等の展示・販売も行う予定です。釉薬の研究はまだ続きますが、ぜひとも御来場いただき、今までの成果をご覧になってください。
  採集のようす
  東組合長
  お世話になりました<(_ _)>
  自然乾燥させています。

9月12日(木)理数科SS

2019年9月12日 18時34分
課題研究

 運動会も終わり、いよいよ研究の季節が訪れようとしています。本日の2年生理数科スーパーサイエンス(SS)では, 今年度の高文祭に向けて各班が研究要旨やポスターを作成したり、実験を行ったり、どの班も慌ただしくも力を入れて研究活動に取り組んでいました。数学班においては、本校先輩の大学生がメンターとして来てくださいました。今後の研究について熱心に議論をしていました。各班とも、限られた時間の中で成果をあげようと集中して取り組んでいました。
 数学班 メンターの先輩にアドバイスをいただいています。
 アサギマダラ班 指導担当の先生と考察方法について考えています。
  クモ班 ポスターと研究要旨を作成しています。
 浸透圧班 浸透圧測定のための溶液の調整をしています。
 重金属班 吸光度測定のための準備をしています。
 ガウス班 繰り返しデーターを取っています。
 水滴班 撮影した画像分析をしています。
 摩擦班 新たな方法で摩擦力の測定をしています。
 ブロック塀班 試作をしています。

1年生理数科SS

 1年生は課題研究のテーマ決めと研究計画の立案でした。先行研究や事例について、時間をかけてしっかりと調べ、充実した研究計画書が出来上がることを期待しています。
    

コドンレタープロジェクト(関西大学主催)に参加

2019年9月2日 16時29分

 コドンとは、タンパク質を構成するアミノ酸配列へと生体内で翻訳されるときの遺伝暗号です。本校は、4月から、関西大学が主催するコドンレタープロジェクトに参加しています。本時は、同プロジェクトに参加している県外の高校生が、暗号で書いた20通のコドンレターを、2人のペアごとで、それぞれ解読する時間でした。
 関西大学の多田先生、大妻女子大学の本田先生も来校され、生徒はペアの生徒とコドン表をもとに、効率的に解読する方法を話し合い、それぞれのコドンレターを楽しみながら解読していきました。その後、iPadのロイロノートを用いて、他のグループに自分たちが解読したコドンレターについて紹介したり、解読が困難であったレターについて、協同で解読に当たったりしました。このような活動を通して、生体内で行われる翻訳作業の神秘を感じ、生物についての理解をさらに深めたいと意欲を燃やしていました。


  
  
 
 

SSH科学の甲子園講演

2019年8月30日 16時29分
研究発表

 本日8月30日、愛媛県内から多数の中学生が参加して行われた、第7回科学の甲子園ジュニア愛媛大会に、本校理数科3年の伊藤祐希くんと藤原諒くんが講演会の講師として参加しました。愛媛大学の杉浦美羽先生にご指導いただきながら取り組んだ課題研究を中学生に向けてプレゼンしました。
 講演題目は、「異なる光条件で培養した植物体内のビタミンC量の違いについて」です。難しい内容ですが、中学生にわかるようにクイズも交えて、言葉を選びながら、落ち着いて講演することができました。こうした経験がこれからの研究発表にもいきてくると思います。とても良い経験になりました。
 
 

8月26日 砥部焼班(イチョウガールズから梅ちゃんズへ)

2019年8月26日 17時00分
課題研究

 昨年、イチョウガールズが本校のイチョウの葉で作った釉薬を用いて、砥部分校の生徒がブローチを作成しました。分校の文化祭で販売したところ、高い評価を受けました。その一つが、写真のブローチです。
 さて、今年は、梅ちゃんズが、砥部町の七折の梅の枝を用いて作った釉薬で、小皿を製作する予定です。先日、一回目の試作品ができました。デザイン科の生徒が作った素焼きの小鉢に、灰に含まれる鉄分を生かして緑色に、その色を長石で消すようにして白色にしたものです。今後、改良を加えながら、作品作りを進めていきます。
 梅ちゃんズによる研究報告は一時途絶えましたが、順調に進んでいます。機会を得て、再び御報告させていただく予定です。そして、イチョウガールズや梅ちゃんズなどのSSHが望む色だけでなく、デザイン科の生徒さんにも使ってもらえるような釉薬を作り、私たち高校生で、魅力ある砥部焼が作れるように頑張ります。御指導よろしくお願いします。
 なお、私たちが作った小鉢は、11月9日(土)に行われる砥部分校の文化祭で販売する予定です。その時までにどのような作品になっているか楽しみにしていてください。
 イチョウのブローチ イチョウのブローチ
 梅の小皿 梅の小皿

「集まれ!理系女子」四国大会

2019年8月26日 07時34分
研究発表

 8月24日(土)に愛媛大学理学部で、岡山県清心中学校清心女子高等学校主催の「集まれ!理系女子」女子生徒による科学研究発表会 四国大会が開催され、本校から理数科2年水滴班の3名が発表者として、理数科1年生男子4名が参観者として参加しました。
 研究発表では、本校を含む6校から8題の発表があり、本校水滴班は水のはね返りに関する研究の発表を行いました。水滴班にとっては3人で行う校外での発表が今回初めてでしたが、これまでの研究の成果についてしっかりとした態度で発表することができました。また、質疑応答でもしっかりとした対応ができ、今後の参考になるアドバイスをいただきました。男子生徒の参加者は本校の4名だけでしたが、積極的に質問を行い、発表から多くのことを学ぶことができたようです。科学発表の後は、興味のある分野に分かれて、愛媛大学の理系女子学生グループの方々と研究のことや大学生活などについてお話を、他校の生徒ともたくさん交流することができました。
 参加者全員が、他校の生徒の発表に刺激を受けたようで、周りの人たちに負けないよう、しっかり頑張っていこうと決意を新たにしました。

 水滴班の発表
  
 1年生も積極的に質問
 
 理系女子学生さんとの交流
 

中国四国九州地区理数科高等学校課題研究発表大会

2019年8月21日 14時00分
研究発表

 8月19日(月),20日(火) 中国四国九州地区理数科高等学校課題研究発表大会に参加しました。

 山口県健康づくりセンターを会場に中国地区,四国地区,九州地区の理数科設置校から,ステージ発表16本,ポスター発表59本が集まり,発表が行われました。本校からは理数科3年ビタミンC班,花粉化石班,数学班がそれぞれポスター発表として参加しました。初日に審査を含めポスター発表が行われ,発表1時間30分,聴衆1時間30分という長丁場の中,積極的に活動しました。2日目は,ステージ発表の聴衆として質疑応答にも挙手し発表するなど,とても意欲的でした。
  審査の結果,数学班が最優秀賞を受賞しました。過密日程の中,みんな頑張ってきました。

    

「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム高校生コース」現地レポート⑥

2019年8月19日 07時41分

 今週も、先週に引き続いて本校SSH1期生でコネチカット大学アシスタントプロフェッサーを務められている萬井知康先生の元で研究をさせていただいています。
 まずはサンプルを作り、Spectrophotometer (分光光度計)を用いて吸収を測定したり、Fluorometer(蛍光光度計)を用いて発光を測定したりしました。最初はどの実験器具の使い方にも戸惑いましたが、何度も使ううちに手際よくできるようになりました。実験をすることよりも結果を分析することの方がもちろん難しく、萬井さんにご指導をいただきながら研究を進めています。
 週末は、萬井先生にショッピングモールやオーガニック系のスーパーなどに連れて行ってもらいました。お昼はハンバーガーを食べました。フライドポテトにチーズ!アメリカっぽくて、とても美味しかったです。

 作製したサンプル
 
 分光光度計を使っています
 
 蛍光光度計(レーザーを使うため危険なので萬井先生が操作しています) 
 
 左がポテトにチーズです
 

「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム高校生コース」現地レポート⑤

2019年8月14日 07時36分

 第5週目になりました。今週は、本校SSH1期生の萬井知康先生が勤務している州立コネチカット大学化学科の研究室で、光化学の研究をさせていただいています。
 学生さんと一緒に、Suzuki Coupling (鈴木・宮浦カップリング)法を用いて、BODIPY(boron-dipyrromethene:蛍光色素の一種)をもとにしたD-A(ドナーアクセプター)分子を精製しました。研究ではRotary evaporator(ロータリーエバポレーター)、Column chromatography(カラムクロマトグラフィー)を使用しましたし、見たことのない実験器具がたくさんあって驚きです。
 しかし、もっと驚いたことがあります。アメリカでは試験管やピペットなどを一回使うと捨てています。日本では考えられないと思いました。毎日約6時間研究していますが、時間が経つのがとても速く感じて、充実した日々を送っています。

 先週までは大学の寮での生活でしたが、今週は大学内のホテルで生活しています。ホテルにはプールもあって、テレビの番組は(もちろん)全部英語なので、英語のリスニングの勉強にもなります。日本のアニメなどもたくさん英語版で放送されています。スーパーにも行きました。一つの食材だけでもたくさん種類がありすぎで、まだまだ驚きの連続です。

*Suzuki Couplingとは、鈴木章氏が2010年にノーベル化学賞を受賞した、パラジウム触媒と塩基などの求核種の作用により、有機ホウ素化合物とハロゲン化アリールとをクロスカップリングさせて非対称ビアリール(ビフェニル誘導体)を得る化学反応のことです。


     萬井先生から御指導いただいています

 
    実験の様子                                     カラムクロマトグラフィー


     ロータリーエバポレーターを使っています

令和元年度SSH生徒研究発表会

2019年8月12日 13時39分

 8月7日(水)から8日(木)の2日間、兵庫県神戸市の神戸国際展示場で、令和元年度SSH生徒研究発表会が開催されました。
 発表会には国内から218校、海外から23校の参加があり、総勢約4,500人の生徒や教員等が参加し、本校からは理数科3年物理水滴班3名が参加しました。
 本年度は実験器具のミニチュア版を作成・展示し、実験操作のデモンストレーションを行ったり、手持ちのポスターを準備して少人数のグループに発表をしたりと、発表に工夫をして臨みました。その甲斐もあってか非常に多くの方々に発表を聞いていただくことができ、ほとんど休憩をとることができないほどでした。水滴班の生徒はこれまで多くの発表会を経験してきましたが、これほど長時間の発表は初めてで、7日の夕方には3名とも疲労困憊でしたが、同時に心地よい疲労感に満たされていたようでした。発表を聞いていただいた方々から多くの質問や助言をいただき、今後研究の成果をまとめていく上でのヒントをたくさんいただくことができました。
 

                          本校ブースの前にて                                                 発表の様子

 

                           審査委員との質疑応答                                               発表を終えて疲労困憊の図

「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム高校生コース」現地レポート④

2019年8月7日 09時38分

 第4週目は「Pharmacy: Explore the Field」を選択しました。今週は実験や病院訪問など、アクティビティがとても多い一週間でした。
実験では、特にカプセル薬を作ったのが楽しかったです。2通りの方法でカプセル薬を作り、どちらの方法の方がよいのかを考えました。他にも、いくつかの違う物質を加えた薬を数種類作り、溶け方などを観察しました。
 木曜日に、UConn Health Center を訪問し、見学・体験しました。病院内の見学で驚いたことがたくさんあります。一番驚いたのは、薬の届け方です。カプセルに薬を入れてセットし、ボタンを押すだけでその場所まで届くということです。壁の中のレーンを通って薬が届くようになっていたり、薬を運ぶロボットもいたりで、とても便利だなと思いました。病院には2つのタワーがあり、新しい方のタワーは患者さんの部屋がすべて個室らしく、ガラス張りのため眺めがとても綺麗でした。廊下にはいたるところにテレビのモニターがあって、患者さんの血圧・心拍数などの情報がいつでも確認できるようになっていました。さすがアメリカ、最先端の技術だな、と感じました。

 アンバサダー活動第2弾として友達に茶道を披露して、お茶を点てる体験をしてもらいました。その後、抹茶をアイスクリームにかけたり、牛乳に入れたりいろいろと試してくれていて、みんな抹茶をとても気に入ってくれました。

ルームメイトは先週と同じだったのでさらに仲を深めることができました。

 今週で、私の留学生活の第一部である「UConn Pre-college Summer」が終わりです。今考えてみると、アメリカに来てすでに4週間が過ぎました。特に最後の一週間は短く感じました。たくさんの人と出会い、たくさん学び、とても充実した4週間でした。一か月間通ったダイニングホールでのアメリカンなバイキングの食事、寮での生活はもう終わりです。
 来週からは第二部が始まります。ホテルでの生活、そして萬井さんの研究室で研究をさせて頂きます。新しい学びと発見がたくさんあるように、一日一日を大切に残りの期間も頑張ります。

 
                    薬の製作               実験中、友だちと

 

         UConn Health Centerの外観                                              お茶のお点前です

つなげ!生物多様性高校生チャレンジシップ「県知事賞」受賞!

2019年8月6日 09時14分

 8月3日(土)・4日(日)、「つなげ!生物多様性高校生チャレンジシップ」(愛媛県主催)において、本校生物部2名が「里山におけるチョウの多様性-理論値と実測値-」の研究発表を行い、見事「県知事賞」(最優秀)を受賞しました。生物部は北条地域(風早地域)をフィールドとして毎月1回調査に行っています。地道な研究が評価され、受賞に至りました。今後も継代的に調査を続けていきたいと思います。
 また、現地実習ではNPO法人森からつづく道(松井宏光代表)の御指導のもと、本校を含めた県内外8校の生徒約20名がその風早地域の里山で生物調査を行い、「地域の生物多様性を保全するためにはどうしたらよいか」というテーマでワークショップを行いました。本校から参加した花岡龍之介君(209HR)は積極的に活動し、ワークショップでまとめを発表するなど活躍しました。
<県知事賞> 里山におけるチョウの多様性-理論値と実測値-(山崎 豊・花岡龍之介)

 
 
 

 

2019数学甲子園

2019年8月6日 09時09分

 7月31日(水)に岡山で行われました「数学甲子園2019」の予選に、本校からも3チーム12名(2・3年生、普通科・理数科)が参加しました。全国を12ブロックに分け、愛媛県は中四国ブロックに入ります。今回で12回目を迎える数学甲子園はこの10年間で出場チーム校数が急激に増えており、岡山の会場には200名以上参加するなど大変な熱気でした。
  本校の数学の精鋭たちも暑い中、難しい問題に一生懸命取り組み、頑張りました。この経験を生かして、これからも数学に興味関心を持ち続けてほしいと思います。

「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム高校生コース」 現地レポート③

2019年8月1日 09時31分

 第3週目は「Digital Animation & Motion Graphics」を選択しました。授業ではアニメーションの基礎からフォントなどの効果について学び、2人1組でショートムービーの制作も行いました。作成したものをお互いに見せ合い、意見やアドバイスなどを交換しました。みんな次々と意見を述べて、いい話し合いができました。

 ワークショップでは “Connecticut Science Center” を訪問しました。とてもリアルな人体模型が刺激的で、筋肉・血管・骨など詳しく観察することができました。課題プリントがあって、理科で習ったことがある用語でも英語がわからないものが多く、問題は理解できたものの、解答を書くのに困りました。Space areaでは地球以外の場所での食べ物の重さのサンプルやプラネタリウムを見ているような映像を見ることができる場所などがありました。

 ルームメイトはカリフォルニアに住んでいる中国人でした。折り紙を体験してもらったり、お互いの言語について話したりしました。彼女は日本語にとても興味があるらしく、ひらがな・カタカナを書く練習をしました。漢字は中国語と同じものもあれば違うものもあるので、お互いにその漢字が表す意味を教え合いました。学校の話でも盛り上がり、日本・アメリカ・中国それぞれの学校の違いについても学びました。

 アンバサダー活動という活動があり、友達に茶道を披露し日本の文化の体験をしてもらいました。お湯がなかなか見つからなかったので、ダイニングホールでお茶を点てました。とても好評だったのでよかったです。

 第4週は「UConn Pre-College Summer」最後の週です。「Pharmacy: Explore the Field」の授業を受ける予定です。

   


 

7月28日(日) 第1回FESTAT(全国統計探究発表会)

2019年7月30日 15時12分
研究発表

 7月28日(日) 第1回FESTAT(全国統計探究発表会)に参加しました。
 香川県立観音寺第一高等学校がSSH事業の重点枠で取り組まれている標記の会に、理数科3年数学班小野君,灘野君,山﨑君,普通科3年CR統計班白石君,高田君,武田君,1年生安田君が参加しました。理数科数学班は「高校野球におけるタイブレーク制度の有効性」(ポスター発表),CR統計班は「交流人口増加による愛媛県の活性化」(口頭発表,ポスター発表)と題して研究の成果を堂々と発表してきました。会場には長野県,愛知県など広くから参加校が集まり,大変盛り上がりました。午前発表の部に続き,午後は講演,講評が行われました。特に,講演では現役のデータサイエンティストの方から刺激的なお話をいただき,今後の研究かりでなく,進路選択についても大いに参考になりました。

     

ノーベル生理学・医学賞受賞大村智博士特別講演会

2019年7月30日 12時56分
ニュース

 7月27日(土)、愛媛県松山市において、ノーベル生理学・医学賞受賞者 北里大学特別栄誉教授大村智先生をお招きした特別講演会「未来を担う諸君へのメッセージ」が開催されました。本校からも、150名以上の生徒が参加しました。大村先生は、自らの歩みを振り返り、挑戦や努力を積み重ねることの大切さを話してくださいました。
    

第43回全国高等学校総合文化祭自然科学部門で入賞

2019年7月29日 08時02分

 令和元年7月27日(土)~29日(月)の間、佐賀大学本庄キャンパスで、第43回全国高等学校総合文化祭自然科学部門が開催され、本校理数科3年の物理水滴班と化学イチョウ班が、愛媛県代表として研究発表に参加しました。
 水滴班は「水滴が水面で大きくはね返る条件を探る」、イチョウ班は「イチョウの灰を使った釉薬の開発」のテーマについて、これまで約2年間行ってきた研究の成果を発表しました。研究発表やポスター発表では、さまざまな分野の研究の発表を聞き、質問をしたり、いろいろな話をして交流を深めたりすることができました。また、2日目午後の巡検研修では佐賀県立宇宙科学館を訪問し、バックヤードや収蔵庫など普段は見られないものを見学することができるなど、多くの経験をすることができました。
 結果として、イチョウ班が研究発表 化学部門で奨励賞(4位に相当)を受賞することができました。
 これまでたくさんの方々の協力を得て進めてきた研究の成果を、このような晴れの舞台で発表でき、とても幸せだと感じました。今後は研究論文をまとめ、次のステージでチャレンジをしていきたいと考えています。

 全国高等学校総合文化祭自然科学部門 入賞校一覧は、こちらです。

     

7/28(日) 第5回かはく科学研究プレゼンテーション大会

2019年7月29日 07時48分
研究発表

 標記の大会にステージ部門に「異なる光条件下におけるシアノバクテリアに含まれるアスコルビン酸量に関する研究」、ポスター部門に「ニュージーランド研修での体験」「花粉化石による古環境の推定」の3本が参加してきました。ステージ部門では3位にあたる愛媛県教育委員会教育長賞をいただきました。
 基礎科学的な研究から社会に還元できるような方向性を持った応用科学的な内容の研究まで、県外からの参加も多く、大変参考になった1日でした。

        

企業と連携し、購買行動データ分析に関する講座を実施

2019年7月27日 10時28分

 本校は、昨年度から、普通科・理数科の生徒が取り組む課題研究に統計、データサイエンスを取り入れ、膨大なデータから動向を読み取り、地域創生につながる課題研究を推進しています。昨年度は、普通科の生徒が取り組んだ複数の課題研究が全国で上位に入賞しました。

 7月25日(木)、日本最大級のビッグデータホルダー企業(全国5000万人の購買行動データ)である株式会社True Data(東京)から、アナリティクス・ソリューション部の烏谷正彦様、宮岡麻耶様、経営戦略部広報課の西口美穂様の3名の方々に本校に来校していただき、「意外?納得?スーパーやドラッグストアの買い物から世の中を見てみよう」と題した講座を行っていただきました。本校からは、統計に興味のある1年から3年の60名以上の生徒が受講しました。
 POSデータとID-POSデータの違いを教えてもらった後、True Dataが作成したソフトを用いて、今、何が売れているのか、その動向を分析するワークショップを行いました。各グループに分かれた生徒は、iPadを活用しながら、生きたデータから市場を推測するという経験をしました。自分たちが予想していたものと異なる結果になることもあり、楽しみながら講座を受講でき、データの先にある市場をよみ進めていくことの魅力を実感することができました。講師の3名の皆様、終始丁寧な御指導、誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

  このワークショップの様子を、True Data 様の公式ブログのページで紹介していただきました。

 
 
 
   

「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム高校生コース」報告2

2019年7月23日 11時07分

 SSH1期生が勤務するアメリカコネチカット大学に留学している池田さんから、現地レポート②が届きましたので、お知らせします。
 第2週目は「Food Science and Technology」を選択しました。授業は講義が中心でしたが、火曜日と木曜日の午後はラボに行って実験を行いました。
 講義では、食品の背景にある科学技術を学び、健康的な食品の選択方法を考えました。実験では、紫キャベツを用いたpHの測定、アイスクリーム・チーズ・バター作りをしました。クラスメイトとの会話では、日本食のことについてたくさん聞かれ、とても話が盛り上がりました。
 ワークショップは5講座受講しました。中でも「Pharmacy Compounding Workshop」が一番楽しかったです。研究室内で、原料の調合から薬を調合し、容器に入れて患者さんの名前を書くところまで、という製薬の体験をすることができました。

ルームメイトは毎週変わるシステムで、今週はマサチューセッツ州から来た生徒と同じ部屋でした。彼女はとてもフレンドリーで親しみやすく、たくさん話したり、一緒にアクティビティに参加したりしました。そして日本の折り紙を紹介して、一緒に折りました。

 今週は、先週の失敗を生かして、最初に周りの人たちに「ゆっくり話して」とお願いしました。するとみんな、会話の中で分からない単語があった時は意味を教えてくれたり、簡単な表現に言い換えたりしてくれて、会話が弾み、新しいことの学びにも繋がっています。新しくできた友達とのグループチャットでは、アメリカの人たちが日頃使っている独特の表現や、省略した文章表現を学びました。
 また、アメリカのことをたくさん教えてくれて、アメリカらしい飲み物や食べ物に挑戦しました。その中でもアクティビティで行ったStorrs Centerのピザ屋さんに驚きました。なんと、自分で好きな具材・生地などを選ぶことができました。とても美味しかったです。

 第3週は「Digital Animation & Motion Graphics」の授業を受ける予定です。

 
 

社会共創コンテスト2019 表彰式

2019年7月22日 10時33分

愛媛大学社会共創コンテスト2019において、下記の作品が準グランプリを受賞しました。
 理数科3年 灘野大輔 小野快斗 山﨑脩生
「『野球王国愛媛』持続可能な野球文化の醸成に向けて~タイブレーク制度導入に寄せる期待~」

 令和元年7月20日(土)13:00から愛媛大学南加記念ホールで開催された表彰式に,理数科3年の小野快斗君と山﨑脩生君がご招待を受け出席しました。今回の「社会共創コンテスト2019」では,全国から寄せられた課題・探究部門171点の中から準グランプリを受賞しました。 
 会場では,地域課題部門と合わせてグランプリ,準グランプリの4本のステージ発表が行われました。審査員,社会共創学部の学生さんなど多くの方々の前,緊張しながらも自分たちの研究を発表してきました。
 
 


チャレンジリサーチⅠ「リサーチクエスチョン検討会」

2019年7月18日 13時39分
課題研究

 7月18日(木)1限目に、チャレンジリサーチⅠ(普通科1年)では、「リサーチクエスチョン検討会」を行いました。101HRから108HRまでのすべての班が分野別に集まり、リサーチクエスチョンや研究手法について相互に検討したり、その分野を専門としている先生からアドバイスをもらったりしました。他学年の先生にも参加していただき、クラスでの活動とは異なった視点で研究の見直しができました。これから本格的に研究活動に入ります。
  

「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム高校生コース」報告1

2019年7月17日 17時10分
海外科学交流

 理数科3年の池田夢叶さんが、文部科学省主催の「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム高校生コース」に選抜され、現在、アメリカ合衆国コネチカット州で約6週間の研修を行っています。現地からレポートが届きましたので、お知らせします。

 7月6日(土)に成田空港を出発し、ワシントン経由でハートフォードに到着しました。コネチカット州と日本の時差は、現在サマータイムで-13時間です。日本とは昼夜がほぼ真逆で、最初は時差ぼけで困りました。屋外は日差しが強くてとても暑いのですが、室内はエアコンが効きすぎていて、長袖でいても寒いです。
 現在、「U Conn(コネチカット大学) Pre-College Summer」 に参加しています。大学内の寮に宿泊していますが、週ごとに部屋とルームメイトが変更されるというシステムです。第1週は地元の生徒がルームメイトでした。食事は毎日バイキング形式ですが、アメリカらしい食事で、日本の食べ物が少し恋しくなっています。
第1週は「Data Science」の授業を選択しました。日曜日にオリエンテーションがあり、月曜日・水曜日・金曜日は授業とワークショップ、火曜日・木曜日は一日中授業です。毎日、夕食後にはいろいろなアクティビティがあります。
 この一週間でたくさんの発見や驚くことがありました。参加しているのは、ほとんど現地の人です。もちろん日本人は私だけです。当たり前のことですが、英語を話す速さにとても驚いています。なかなか聞き取ることができないので、何度も聞き返しています。少人数での会話であれば、簡単に聞き返すことができますが、授業では聞き返すことができないので、とても困っています。でも、困っていると、近くに座っていたクラスメイトが何度も助けてくれました。
 「Data Science」の授業では、映画を例に用いて、「cosine similarity」(コサイン類似度:複数の文書などの類似性を表す指数)を求めました。キーボードでの入力が独特で、(私のキーボードは日本語、他の人たちはもちろん英語)とても苦労しましたが、先生がパソコンを貸してくださったり、まわりの人に助けてもらったりで、何とか頑張れました。そして金曜日にはプレゼン発表を無事に終え、一週間の授業が終わりました。土曜日はフィールドトリップでした。
 第2週は「Food Science and Technology」の授業を受ける予定です。

 大学は迷子になりそうなほど敷地が広いですが、大学内を歩いているとビーバーや鹿に遭遇しました。コネチカット州は自然がいっぱいで、とてもいい環境です。
 大学構内と授業の様子
   
ある日の食事とSession1の集合写真
  

SS交流会

2019年7月16日 19時28分
課題研究

 7月11日(木)に、理数科SS交流会を行いました。この交流会は、2年生課題研究の現時点での成果を、異学年交流という形で普及・伝承するとともに、1年生に対して「ゴール(到達点)」をイメージさせ、効率的に学習や研究を進めるための助言を行うことを目的とします。
 まず、5時間目に、2年生が5月に実施した修学旅行(台湾科学交流研修)の様子のプレゼンを1年生対象に行いました。英語の学習法や現地での過ごし方等、具体的なことまで教えてもらいました。
 6時間目は、2年生の課題研究のポスター発表を行いました。3年生と1年生が参観し、発表後は3年生を中心に活発な意見交換が行われました。また、本校のSSH運営指導委員の先生方から専門的な助言をいただきました。いただいたアドバイスを参考にし、今後の研究をより良いものにしていきます。

        

The 2019 Asia-Pacific Forum for Science Talented(環太平洋科学才能フォーラム)①

2019年7月8日 10時42分
海外科学交流

 令和元年7月6日~7月11日の期間、本校理数科2年生白石浩都君が、The 2019 Asia-Pacific Forum for Science Talented に参加するため、台湾に向けて出発しました。このフォーラムは、アジア16か国の中高校生代表が台湾に集まり、科学的内容に関するディスカッション・プロジェクト作成・プレゼンテーションや、フィールドワーク、文化訪問を通じて、国際社会で活躍するためのリーダーシップを育成することを目的としています。日本からは、本校、愛媛大学附属高校、沖縄県立球陽高校、向陽高校から合計6名の生徒が参加しています。
 7月6日(土)、愛媛チームのメンバーが松山空港を出発し、羽田空港を経由して台湾に向かいました。台北への到着は当初の予定より遅れましたが、無事に現地に到着し、沖縄チームと合流しました。7月7日(日)には開会セレモニーが行われ、各国がパフォーマンスを披露しました。日本チームは、全員が浴衣を着用し、日本の文化の紹介の後、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」に合わせてダンスをしました。途中から他国の生徒さんたちもステージに上がり大変盛り上がったとのことです。
 本校の白石浩都君のチーム(香港、カナダ、マレーシア、台湾、ベトナム、インドネシア、日本)は、ロボットを用いたHands-on-ProjectでDesign Awardを受賞しました。

  出発前、保護者の皆さんと一緒に

  大いに盛り上がったステージ


 

6月20日(木)2年生理数科SS

2019年6月21日 17時42分
課題研究

 本日の2年生理数科スーパーサイエンスでは,5・6時間目に愛媛大学大学院理工学研究科数理物質科学専攻 猪奥倫左 准教授をお招きして,数学に関する講座を開いていただきました。「しゃぼん玉はなぜ丸い?~実験と数学~」をテーマに実験と講義をしていただきました。「疑問に思うこと」→「問を立てる」→「観察・定式化する」→「解く」という,課題発見から解決までのストーリーを、講義を通して学ぶことができました。今後の課題研究活動にしっかりと生かしていきましょう。
 7限目は各班に分かれて,研究計画書仕上げをしたり、SS交流会に向けたポスター作りなどを行いました。
        

6月20日(木)SS(1年生)活動状況

2019年6月21日 15時16分
課題研究

 本日の1年生の探究活動の時間「SS」は、課題研究ガイダンスを行いました。課題研究メソッドを利用して、大まかな課題研究の説明を受けた後、各グループに分かれてブレインストーミングを行いました。そこで出し合ったアイデアをまとめたものをタブレットのロイロノートで共有し、それをもとに新たに班編成を行い、再びブレインストーミングを行いました。本日のSSである程度、自分がどの分野の研究をしたいのかが、見えてきたかな?
      

GSC 広島ホップステージ第2回セミナー

2019年6月14日 07時28分
高大連携事業

 6月9日にグローバルサイエンスキャンパス(GSC)広島ホップステージ第2回セミナーが行われました。「科学リテラシー講座」「研究者倫理講座」「科学講演会」の3つを受講しました。今回も体験的な学びを取り入れながらとても楽しく,奥の深い講座でした。とても刺激的な1日でした。さて、これからレポート作りを頑張るぞ!

6月13日(木)SS活動状況

2019年6月14日 07時14分
課題研究

 本日も木曜恒例2年生の探究活動の時間「SS」が実施されました。SSの時間のはじめには、アメリカ研修についての説明がありました。本日は、今年度の研究計画書の提出締め切り間近ということで,研究計画を密に練る班、文献を調べてこれからの実験の方法を考えている班、調査項目を決める班、実験を着々と進めていく班など様々でした。
写真は、ガウス班(実験装置作り。)、摩擦班(得られた結果の吟味中。)、水滴班(ひたすらデータ取り。)、植物班(花弁の観察準備をしています。緻密な作業です。)、アサギマダラ班(調査項目の選定。)、クモ班(クモの糸が採れたようです。強度のについて調べるようです)、浸透圧班(分子模型を用いての考察)、釉薬班(文献で色の出る薬品を調べています。)、重金属班(計画書の作成と貝殻に重金属を吸着させる実験の同時進行!)、数学班(先行研究の調査・)、ブロック塀班(ブロック塀の作り方など実験方法の吟味)です。
            
1年生も頑張ってます
   

6月6日(木)SS(2年生)活動状況

2019年6月6日 17時03分
課題研究

 中間考査、修学旅行も終わり、SSも本格的にスタートをしました。文献を調べたり今までの研究を振り返ったりして今年の研究計画書を煮詰める班や、どんどん実験を進めていく班など様々に活動していました。
 写真は、順番に数学班、水滴班、摩擦班、ガウス班、浸透圧班、釉薬班、重金属班、アサギマダラ班、ブロック塀班です。