松南SSH日記

砥部焼班 「えひめ南予 きずな博」をイメージしたオレンジ色に挑戦

2021年3月1日 07時08分
課題研究

 自分たちの研究をほぼ終えた「ぎんなんズ」のメンバーが、今年の7月から開催される予定の「えひめ南予 きずな博」のイメージを「オレンジ色」で表現する実験を行いました。同時に、「ぎんなんズ」が開発した釉薬研究のために開発した釉薬の塗り方を、後輩「小梅ブラザーズ」にも伝えました。
 今回用いた灰は、卒業生の梅ちゃんズが用いた七折梅の枝灰を用い、写真の上段6枚がフリットを用いた透明釉、下段の6枚が福島長石を用いたマット釉を目指したものです。また、左の6枚が酸化チタンを、右の6枚が酸化鉄を用いたものです。酸化チタンは、別の試薬を加える必要がありましたが、鉄の釉薬では、何となくオレンジのような色が出ました。今後の研究のご期待ください。ただし、今回の研究は、オレンジ色を出すために、1230℃の酸化焼成という今までと異なる焼成で行いました。