松山市産業経済部様より、ご依頼を受け、3Dプリンターで松山城のジオラマを作製することになりました。この取組は、松山市に来訪する修学旅行生に対する事前学習教材の1つとして利用する予定で、特に弱視の方に対して城の形の特徴を感覚的に理解していただく教材として作製するものです。これを本校物理部の生徒5名がプロジェクトメンバーとして参加することになりました。22日夕刻、松山市の担当者の方がプロジェクトの説明に来られ、積極的に意見を交わしました。

9月16日(土)に愛媛大学で開催された「第2回愛媛デジタルツインフォーラム」(愛媛大学工学部付属社会基盤iセンシングセンター主催)にてDSⅡのメタバース班が発表してきました。
7月にNikkei STEAM シンポジウム2023 で最優秀賞を受賞した2年生5名が,標記フォーラムでの発表を依頼され、以下のテーマで発表してきました。このフォーラムは、デジタルツインのこれからについて,いろいろな立場から実践を報告する会でした。普段目にすることのない社会人による発表会の中で、溌溂とした発表ができました。質疑応答では暖かい質問,講評をいただき,大変貴重な経験となりました。DSⅡはまだまだこれからが研究を深めていく段階です。今日のご意見を参考にして実りある活動にしていきたいです。
テーマ「メタバースによる最強のオンライン教室!」(DSⅡ・メタバース班)

9月14日(木)に愛媛大学で理数科1年生を対象に、以下の高大連携授業が行われました。
【内分泌かく乱化学物質について】 (沿岸環境科学研究センター 国末達也教授)
内分泌かく乱物質が与える影響をそのメカニズムから環境汚染問題まで詳しく解説していただき、大変興味深い内容でした。最後に、es-BANK(生物環境試料バンク)の見学をさせていただきました。世界中から集められた生体標本を50年に渡り保存し、いろいろな研究に貢献しているとのことでした。-25℃の冷凍庫に入り、保存されているウミガメ、イルカ、ペンギンを見せていただきました。
【物理の目で地球や惑星の中を見る --固体地球惑星物理学--】 (地球深部ダイナミクスセンター 亀山真典教授)
いわゆる現地調査を主体とした、誰しもがイメージする地学とは違って、物理や数学を駆使して見えないものにアプローチする地学のお話に、生徒たちは興味深くメモをとりながら聞き入っていました。最後に、「物理や数学はすべての科学の基本だから、がんばっておいてね。それで、地球物理をやってくれるとうれしい。」と締めくくられました。
【基礎からわかるウイルス感染症】 (プロテオサイエンスセンター 高橋宏隆准教授)
ウイルスの構造や増殖方法といった基本からお話をしていただきましたが、初めて知ることや勘違いしていたことも多く、ウイルスに対するイメージが変わりました。講義の後、研究室を見学させてもらいました。実際に研究を行っている学生の姿や、専門的な実験器具、機械を見せていただき、南高でのこれからの活動や、卒業後の進路などを具体的にイメージすることができました。

