松南SSH

 
                       

                                                                                      

最新の松南SSH日記

愛媛大学高大連携授業Ⅰ<理数科1年SS>

2023年9月15日 13時52分

9月14日(木)に愛媛大学で理数科1年生を対象に、以下の高大連携授業が行われました。

【内分泌かく乱化学物質について】 (沿岸環境科学研究センター 国末達也教授)
内分泌かく乱物質が与える影響をそのメカニズムから環境汚染問題まで詳しく解説していただき、大変興味深い内容でした。最後に、es-BANK(生物環境試料バンク)の見学をさせていただきました。世界中から集められた生体標本を50年に渡り保存し、いろいろな研究に貢献しているとのことでした。-25℃の冷凍庫に入り、保存されているウミガメ、イルカ、ペンギンを見せていただきました。

【物理の目で地球や惑星の中を見る --固体地球惑星物理学-- (地球深部ダイナミクスセンター 亀山真典教授)
いわゆる現地調査を主体とした、誰しもがイメージする地学とは違って、物理や数学を駆使して見えないものにアプローチする地学のお話に、生徒たちは興味深くメモをとりながら聞き入っていました。最後に、「物理や数学はすべての科学の基本だから、がんばっておいてね。それで、地球物理をやってくれるとうれしい。」と締めくくられました。

【基礎からわかるウイルス感染症】 (プロテオサイエンスセンター 高橋宏隆准教授)
ウイルスの構造や増殖方法といった基本からお話をしていただきましたが、初めて知ることや勘違いしていたことも多く、ウイルスに対するイメージが変わりました。講義の後、研究室を見学させてもらいました。実際に研究を行っている学生の姿や、専門的な実験器具、機械を見せていただき、南高でのこれからの活動や、卒業後の進路などを具体的にイメージすることができました。

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松山南高SSH事業について

 高等学校等において、先進的な理数教育を実施するとともに、高大接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取組や、創造性、独創性を高める指導方法、教材の開発等の取組を実施するため、文部科学省は「スーパーサイエンスハイスクール(SSH」を指定しています。本校は、SSH事業がスタートした平成14年度から、6期22年連続して指定を受け、研究実践に取り組んでいます。5期にわたる指定が必要な先導Ⅱ期には、全国で2校が指定(SSH校は218校)を受けています。研究開発課題をSociety5.0の実現に向けた未来創造型科学技術人材の育成-STEAM教育とデータサイエンスの推進-」とし、リーディング校として取り組んでまいります
 日々の活動の様子(松南SSH日記)はこちら になります。生徒は一人一台端末等の活用で、研究活動を推進しています。なお、松南SSH英語版ホームページは、日本語ページの英訳ではなく、参加した生徒が考えたことや思ったことを掲載することとし、生徒が更新(記事を作成した生徒名を末尾に記載)しています。