「海の宝アカデミックコンテスト2020 全国大会」で特別賞受賞
2021年1月4日 09時21分なお、北海道大学のコンテスト公式ホームページはこちらです。
令和5年度~令和7年度 スーパーサイエンスハイスクール【先導Ⅱ期】に指定されています 先導Ⅱ期SSH事業の概要(PDF)
12月15日、16日の2日間、理数科1年生がアドバンストサイエンス研修を行いました。愛媛県が抱える諸問題を解決するための先進的な研究施設を巡り、普段の授業や生活の中では学べない、専門的な講義と施設見学を通して、課題研究活動や進路探究活動に向けての意欲を高めました。
1日目は、南予地域の水産研究センターとみかん研究所を訪れ、水産業や農業が抱える課題やその解決に向けてどのような取組が行われているかを学んだあと、愛媛県薬剤師会宇和島支部所属の薬剤師で、災害医療の問題について専門的に取り組まれている森正一様から、今後発生が予想される南海トラフ地震への医療的な備えと人財(人は宝)の確保についてご講演していただきました。
2日目は、東予地方の総合科学博物館で本校がSSHの第1期に指定を受ける際に尽力された丸尾秀樹学芸課長の松山南校生へのSSH事業に対する取り組み方について、ご講演いただいたあと愛媛の生んだ天才化学者小川正孝の悲運な生涯についての講義を学芸員の久松洋二様にしていただきました。愛媛にゆかりのある偉人と言えば、「正岡子規」や「夏目漱石」を思い浮かべる人も多いと思いますが、彼らに勝るとも劣らない天才化学者「小川正孝」の生涯と新元素発見をめぐる歴史は、非常に面白く生徒たちも身体を前のめりにして聴き入っていました。昼からは、紙産業技術センターで愛媛の誇る紙産業の発展について、先進的な研究内容を交えた講義のあと、1台数千万円する機器を実際に触らせていただくなどして、施設見学を行いました。
この2日間で、水産業、農業、医療、理学、工学の分野について、愛媛県が抱える諸問題とその解決のために行われている研究やその仕事に携わる人の苦労を学ぶことができました。その中で、どの分野でも言われていたことがあります。それは、「付加価値」です。これから地方が、日本が世界の中で生き残っていくためには、「付加価値」をどのように付けていくのかが重要であると感じました。これは、人も同じです。自分の付加価値をどこに見いだし、どのように伸ばすのか。今回の研修やこれからの高校生活の中で様々なことに積極的にチャレンジすることで、自分の付加価値を伸ばしていってほしいと思います。
12月12日(土)に標記のミーティング第2回をオンラインで開催し、本校からは16名の生徒と3名の教職員が参加しました。日程の都合で今回は他校からは伊予農業高校の2名の生徒さんが参加されました。
この企画は全3回で構成されており、今回は第2回として前回からの課題になっていた「SDGs一言多い張り紙」の発表を行い、その後プラスチックごみについて考える班と地産地消について考える班に分かれて意見交換をしました。生徒たちはテーマについてさまざまな視点を持ってよく考え、高校生が主体的に取り組むことができることについて真剣に意見を発表していました。今回の活動を踏まえて、第3回では各班で探究した内容を発表することになります。また、今回は「miro」というアプリ(シンキングツール)を使ってオンラインで情報共有しました(写真参照)。生徒たちは新しい学びのスタイルに柔軟に対応し、上手にアプリを使いこなしていました。
12月12日(土)理数科の砥部焼ぎんなんズ4人は、砥部分校烏谷先生の御指導のもと、小皿に自分たちが作った釉薬をかける挑戦をしました。テストピースを作る作業と異なり、余分な場所に釉薬がかからないようにすること、規定以上の大きさの釉薬粒子を除去するなど細心の注意を払いながら釉薬をかけました。
その後、烏谷先生に砥部分校のガス窯を見せていただき、本焼き時の複雑かつ繊細な作業の話をしていただきました。
なお、今回の小皿にかけた釉薬は、ギンナンの灰を用いたもので、優しい緑青に発色するように調整していますが何色になるか楽しみです。21日(月)に焼きあがる予定です。お楽しみに。
理数科1年生は英語プレゼンに向け、外国人講師の2名の先生に講義をしていただきました。
講義はすべて英語。質疑応答も英語でしたが、積極的に挙手し取り組んでいました。
さらに、全体での講義の後、英語プレゼンを行う3つの班は、プレゼンテーションの進め方やポイントを個別でご指導いただきました。もちろん英語です。
英語もプレゼンについても学べ、充実した活動となりました。
令和2年11月14日土曜日 第34回愛媛県高等学校総合文化祭自然科学部門発表会(会場:愛媛県総合科学博物館)
本校からは、物理部4班、化学部2班、生物部2班、地学部1班の合計9班(18名)が発表会に参加しました。予選では質疑応答と合わせて8分間のポスター発表を3回行いました。化学分野では砥部焼ぎんなんズ(大西・松浦ペア)と物理分野では熱音響班(田中・村上ペア)が予選を通過し決勝に進みました。決勝のステージ発表では、他校の高校生たちとの質疑応答が活発に行われ、発表者、参加者ともに有意義な発表会となりました。
結果は、化学部門の砥部焼ぎんなんズが優秀賞を獲得し、来年度の全国高等学校総合文化祭(和歌山大会)への出場が決まりました。
物理部門の熱音響班は惜しくも全国大会は逃しましたが、奨励賞を獲得しました。
参加した多くの生徒たちにとって対外的な発表会は初めてでしたが、堂々と楽しみながら発表をすることができました。この大会の経験を今後の研究や発表に生かしていけるよう頑張ります。
11月15日(日)、北海道大学主催「海の宝アカデミックコンテスト2020 全国大会」がオンラインで行われ、マリン・サイエンス部門で全国ファイナリストになっていた本校理数科生徒が発表しました。その結果、全国ベスト6にあたる賞(ちょうちんあんこう賞)と特別賞(医食同源賞)を受賞しました。
コンテスト公式ホームページはこちらです。
2020年12月30日付愛媛新聞(掲載許可番号:d20210104-02)
3年生のSSは図書館で行いました。希望する進路に関する本を読み、専門的な知識を得ることは、今後の進路実現のために大切なことです。検索の仕方を教えてもらい、役に立ちそうな本を見つけた生徒は、メモをとりながら読み進めています。
今週末の県高文祭自然科学部門に参加する2年生の生徒は、時間を計りながら発表の練習をしています。ぎりぎりまでポスターを練り直す班もあります。どの班も、今までの成果を存分に発揮できますように!
今日は時間割変更のため、1時間だけSSの時間がありました。1枚目の写真は、1年生の班です。実験に使う金属板をカットしているのですが、きれいな円にならず試行錯誤しています。2枚目の写真は2年生です。3Dプリンターで作製した模型が、設計通りのサイズになっているか確認しています。このように、実験に用いる器具も自分たちで工夫して作成しています!
県教育委員会主催の高校生おもしろ科学コンテストの予選を突破した2チーム(2年生理数科チームと1・2年生合同チーム)が,11月8日(日)に松山北高校で行われた本選(科学の甲子園愛媛県大会)に出場しました。知識だけでは太刀打ちできない練り上げられた物理,化学,生物,地学,数学,情報の6分野の課題に,知恵を振り絞り,チーム全員で協力しながら挑みました。問題を見た瞬間にガッツポーズをする姿や、試験が終わった後に間違いに気が付いて悔しがったり、時間が足りず終わった後も仲間と議論したりする姿が印象的でした。結果、愛媛県高等学校教育研究会理科部会長賞を受賞しました。
とても充実した時間を過ごすことが出来ました。
令和2年11月6日(金)、本校体育館 1年生普通科・理数科生徒対象に、「データサイエンスⅠ講演会」が行われました。
講師は、滋賀大学データサイエンス学部准教授 姫野哲人先生です。本年度から1年生は、学校設定科目「データサイエンス」でRESASのデータを活用した課題研究を行っていますが、姫野先生から、Society5.0の実現に向けて、データサイエンスが、AI、自動運転、天気予報、家電、購買、医療をはじめとした多くの分野で活用されていること、データサイエンスの中でのグラフや数値の扱い方、テキストマイニング等、専門的に話をしていただき、生徒はデータサイエンスについて理解を深めるとともに、興味関心を深めることができました。姫野先生、ありがとうございました。
先週、1年生は英語プレゼンの説明を受けました。英語プレゼンは代表の班が行いますが、英語の要旨(abstract)は全ての班が作成します。日本語でも、要旨をまとめるのは大変です。英語となるとさらにハードルが上がります。また、実験も進めていかなければなりません。班員と連携しながら、計画的に進めています。
2年生は、課題研究を進めながら、来週末に行われる愛媛県高等学校総合文化祭自然科学部門に参加する班はその準備もしています。先月の中間発表での経験を生かし、さらにレベルアップした発表ができるよう試行錯誤しています。
11月1日(日)にGSC広島ステップステージ課題研究発表会をオンラインで実施しました。
受講生は、それぞれの分野で研究計画のポスターを作成し、オンラインで審査員の先生方と意見交換を行うなど、充実した発表会となりました。以下は参加生徒の感想です。
○今日はジャンプステージの選考も兼ねたポスター発表でした。他の発表者の人の意見に多く触れることができ、良かったです。また、大学の先生の意見は、いつもとは違う角度で聞かれることが多いと感じました。
○今日はポスター発表を行いました。他人の発表を見ることで自分の視野を広げることができました。また、自分の発表に関しては、大学の先生から興味深い意見をいただき、自分の研究の課題を知ることが出来ました。
○三人だけのポスター発表の最初ということで緊張しましたが、8分ちゃんと自分の伝えたいことが言えました。他の人の研究も聞いて、大事なことが何かよく分かりました。
○今回はポスター発表ということでとても緊張しました。ですが、無事上手く終えることが出来ました。先生からも、貴重なご意見を頂きとても勉強になりました。
10月28日(水)8限目、1年理数科の生徒42名を対象に、理数教員育成支援プログラムで愛媛大学教職大学院M1の窪さんによる、授業を行いました。内容は、「みかんの剥皮」と題して、先週に引き続いて化学反応を用いたみかんの剥皮を行いました。
今回は、水酸化ナトリウムや塩酸などの薬品を用いたため、安全に気を付けながら実験を行いました。窪先生による、実験成功のヒントを元に、どの班がきれいにみかんの皮を剥くことができるか、お互いで競い合いながら楽しんで実験することができました。
自分たちが今学習している「中和反応」が、みかんの缶詰を作るために使われていることに驚くと同時に、身近な化学現象への興味を深めた、非常に有意義な1時間でした。少し内容の難しいところもありましたが、無事にプログラムを終えることができました。
令和2年10月25日、ハワイ大学宇宙研究所助成コンソーシアム主催の「19th annual Astronaut Lacy Veach Day of Discovery」(ハワイ州及び全米ネットワークを繋いでSTEM教育の振興を目的とした次世代人材育成プログラムとして実施しているプログラム)に、本校から46名の生徒が参加しました。
ハワイとの時差の関係で、朝6:30からの講義でしたが、基調講演のほか、大学の先生等が行うSTEM教育に関する興味深い実験についての講義を生徒は真剣に受けていました。
講義を聞く中で、海外の大学等の研究者の熱意・情熱を生徒たちは感じていました。
参加した国 US West, US East, India Mumbai, India Hyderabad, Amsterdam Netherlands, Germany, Australia, Hong Kong SAR, Brazil, Canada, Japan
プログラム
10月21日水曜日の8時間目を利用して、1年生理数科42名を対象に理数教員育成支援プログラムの一環として、愛媛大学教職大学院M2の増田さんとM1の窪さんによる、TT形式の授業を行いました。
内容は、「酢酸エチルの加水分解反応」と題して、来週行うメイン実験のための準備実験を行いました。新型コロナウイルスの影響で、なかなか実験の機会が得られない中の活動だったので、生徒は目を輝かせながら真剣に取り組みました。
わずかなにおいの変化を頼りに、加水分解反応が進む仕組みを体験しました。においという非常に抽象的なものにも関わらず、生徒たちは自分たちの言葉で的確な表現で反応を捉えている様子は、やはり理数科の生徒だと感心しました。
来週はいよいよメインの実験になります。化学の力が身近なところにも応用されていることを体験して、ますます化学に興味を持ってもらいたいと思います。
2年生は、先週中間発表会を行い、たくさんの方からご助言をいただきました。今日は、それを踏まえて今後の研究の方針や進め方を話し合うようすが多くの班で見られました。課題研究もいよいよ佳境を迎えようとしています!
1年生は、担当の先生からアドバイスをもらったり、先行研究を調べたりして、これから始める課題研究の具体的な方法を考えています。先週の2年生の発表に刺激をもらった生徒が多くいるようです。
3年生は、これまで数回にわたり生命倫理について考えを深めてきました。その集大成として、地域医療に携わる医師のドキュメントを視聴しました。みんな真剣に見入っていたので、たくさん写真を撮るのは控えました。
令和2年10月15日(木)、理数科2年生SS課題研究中間発表会が行われました。運営指導委員の先生方、理数科1年生、指導教員が参加して、各班2回のポスター発表・質疑応答を行いました。多くの方から指導助言をいただいたことをもとに、さらに研究の内容を深めていってほしいと思います。御指導助言をいただいた運営指導委員の先生方、誠にありがとうございました。
昨日から2日続けてのSSです。今日は、3年生の活動を紹介します。
3年生は、課題研究は一段落しました。様々な科学コンテストに出品し、結果を楽しみに待っているところです。また、受験も近づいてきています。
そんな中、今日は「医療」に関する内容をテーマにディベートを行いました。
世の中には正解のない課題がたくさんあります。根拠を示し、その課題に対して自分なりの考えを相手に伝えます。反対意見に対しては反論を考え、それに対する応答も行います。
これまで取り組んだ課題研究で培った論理的思考が試されます!
最後のまとめでは、先生の体験も踏まえて話をしてもらい、みんな真剣に聞き入っていました。
2年生は、校内での中間発表も控えています。ポスターの見直しを行う班、さらに詳しくデータをとるために実験の準備を行う班、それぞれの班で今必要としている活動を行いました。
1年生は、研究計画書のブラッシュアップをする班もあれば、早速作業を始めた班もあります。化学分野の研究班は、梅の灰をふるいにかけています。地道な作業ではありますが、班員で協力し、楽しそうに取り組んでいました。
本校のデータサイエンスの取組(高校野球のタイブレーク制度に関する課題研究)が愛媛新聞で紹介されました。
本研究の内容はこちらを御覧ください。
愛媛大学社会共創コンテスト2019 研究・探究部門 準グランプリ(2位)
発表題名『野球王国愛媛 』持続可能な野球文化の醸成にむけて ~タイブレーク制度導入に寄せる期待~
2020年9月22日付愛媛新聞(掲載許可番号:d20200923-07)
1年生は、研究計画書を作成しています。自分たちのやりたい研究が明確になってきました。黙々と情報収集する班もあれば、熱く議論を交わす班もありました。今、しっかりと具体的な計画を作成しておけば、今後の研究がスムーズに進むはずです。
2年生は先週に引き続き、愛媛県高等学校総合文化祭の準備をしています。どの班も、ポスター、研究要旨をより良いものにするため、悩みながら何度も見直し校正しています。
9月13日(日)に、広島大学グローバルサイエンスキャンパス(GSC広島)第2回ステップステージセミナーがオンラインで実施されました。Microsoft Teamsのグループテレビ会議を利用し、「情報リテラシー講座」や「各分野別科学セミナー」を受講しました。以下、参加生徒の感想です。
〇「実験して失敗したときに、答えが相当難しくても繰り返し考えて、次の実験に役立てるのが実験だ。」という言葉に感銘を受けました。私もSSの実験で、予想通りの結果にならない時など、諦めずに考え頑張ろうと思いました。
〇内容が少し難しかったけど、自分なりに理解することができたので良かったです。先生がおすすめしてくださった本を読みたいと思います。また、本日学んだことをしっかり復習し、次の講義の内容が理解できるようにしておきたいと思います。
〇今日は量子力学の内容で、予備知識もなく難しい内容でしたが、クオークやレプトンなどの構成要素のことや、その素粒子の世代混合について知ることができました。今回学んだことを、今後しっかりと生かしていきたいと思います。
〇「「正解」に満足することなかれ」という言葉が印象深いです。全てのものに疑いの目をもって生活することが重要だと改めて感じました。また、生物多様性の大切さを教科書目線とは違う生物学者の目線で考えることができ、知らないことが多々出てきてとても楽しかったです。
〇化学分野では「ミネラルウォーター・水道水の硬度の測定」のセミナーを受けました。セミナーでは初めて聞く指示薬や、100ml測れるホールピペットなど、今まで行ってきた実験で見たことないものが多く、大変興味深かったです。
2年生は、愛媛県高等学校総合文化祭に向けて研究要旨とポスターの作成など、準備をしています。データを取り直したり、担当の先生からアドバイスをもらったりしている班もあります。これまでの成果がつまったものができるよう、どの班も頑張っています!
8月29日土曜日 「集まれ!理系女子」女子生徒による科学研究発表Web交流会-第3回四国大会-が開催されました。今年はZOOMを用いてのオンライン発表会となりました。本校からは、理数科2年生のイモリ班、光の干渉班、ビタミンC班、青色釉薬班の4班の理系女子8名が発表しました。岡山県の清心女子高等学校がホストとなり、愛媛大学附属高校、新居浜高専、今治西高校、西条高校、宇和島東高校の6校で研究発表を通じて交流活動を行いました。また、大学の先生からは、研究者の視点に立った的確なアドバイスをいただくことができました。11月には高文祭の発表会がありますのでそれに向けての良い刺激を受けることができました。
1年生は、研究テーマが絞れてきました。先行研究を調べたり、研究の進め方を話し合ったりしています。これから研究が始まるのが楽しみです。
2年生は、班ごとにポスターを作成したり、研究を進めたりしています。今週末、「『集まれ!理系女子!』女子生徒による科学研究発表交流会」で発表を行う班は、発表の練習をしました。練習から緊張が伝わってきます。釉薬について研究している班は、銀杏を用いた釉薬を作成しました。このあと丸1日かけて焼くそうです。鉄が含まれているため、緑色になるのではないかと予想しています。どんな色になるのか楽しみです。
2学期最初のSSです。2年生の様子を紹介します。
アサギマダラという蝶を研究している班は、動画をスロー再生しながら蝶が羽ばたく回数を計測しています。集中力が必要な作業です。
小惑星のライトカーブを研究している班は、実験室を真っ暗にし、模型に光を当て、反射した光の強度を調べています。実験室はまさに小宇宙です。模型も、いろいろな形のものを作成しました。
8月18日(火曜日)19日(水曜日)の2日間、中学生アドバンストサイエンス実験講座が本校会議室、各実験室において開催されました。
多くの中学生の皆さん、保護者の皆様に御参加いただき、誠にありがとうございました。参加される皆様が安心して体験学習ができるように、一人一人の健康観察、マスク着用、消毒等の新型コロナウイルス感染予防対策をした上に、徹底した予防対策として、本校の教員と生徒はフェイスシールドを着用して学校の説明を行いました。
全体説明会では、理数科2・3年生の生徒たちが、本校理数科の特色についての説明、関西研修と台湾修学旅行についての報告、課題研究の研究発表を行いました。
その後、参加した中学生は、物理・化学・生物・地学の中から希望する2つの実験講座を各実験室で受講しました。
物理ではパソコン計測機器を用いて単振り子の運動の解析を、化学では液体窒素を用いた極低温空気から液体酸素を取り出す実験を、生物では口腔上皮細胞中の遺伝子を析出させる実験を、地学ではチオ硫酸ナトリウムを用いた結晶の成長観察実験を行いました。
各講座においては、理数科2年生の生徒たちが実験の支援役となり、中学生に対しての実験の支援や実験内容・学習内容に関する質問に対しての説明を行いました。参加した中学生たちも意欲的かつ真剣に実験に取り組んでいました。講座の時間が終わっても最後まで粘り強く実験を続けてくれた中学生もいました。「絶対に松山南高校理数科に入学する!」という心強い言葉をいただきました。
7月24日金曜日 愛媛県立総合科学博物館を会場として、第6回中高生のためのかはく科学研究プレゼンテーション大会が開催され、本校理数科3年生のクモ糸班と釉薬班が発表してきました。クモ糸班はステージ部門で「クモ糸の意外な強度~牽引糸の破断強度に着目して~」という題目で11分間の発表を行いました。審査員である大学の先生方から鋭い質問をいただく場面がありましたが、自分言葉でしっかりと説明をすることができました。
釉薬班はポスター発表で「ゼーゲル式を用いた青色酸化被膜の除去の研究」をいう題目で発表を行いました。愛媛県の伝統産業である砥部焼の釉薬に関する研究で来られていた先生方に興味を持っていただくことができました。ポスター部門で愛媛県知事賞を受賞することができました。審査委員である大学の先生方、高校の先生方、発表者である高校生から研究に関する貴重な意見をいただき今後の論文作成やコンテストの出品に向けての知見得ることができ、非常に密度の高い研究発表会となりました。
本日のSSの時間に、理数科1~3年生の交流会が開催されました。
6時間目は2年生の代表者が1年生に対して、関西研修の報告を行いました。
施設見学や卒業生との交流などの活動内容を、たくさんの写真やクイズを用いて分かりやすく紹介してくれました。クラスの仲の良さも垣間見えるプレゼンテーションでした。その後の質疑応答では、関西研修や課題研究のことだけでなく学校生活全般にわたり、ざっくばらんに話を聞くことができました。
7時間目は、2年生が現在研究している内容についてポスター発表を行いました。同級生や1年生からは鋭い質問、3年生からは的確なアドバイスをもらうことができました。これからさらに研究を進める上で、重要なヒントになりそうです。
コロナの影響によって、学校行事等で他学年との交流ができない状況が続いていたので、1年生にとっては、本校理数科での学校生活を先輩方から直に知ることができた良い機会になりました。
SS交流会の様子を松山南高校公式YouTubeにアップしました。こちらを御覧ください。
7月10日(金)にオンラインで行われた、慶應義塾大学SFC「データビジネス創造コンソーシアム第20回勉強会」に本校生徒と教員が参加しました。
「規制産業におけるDX推進と、データサイエンティストのキャリア2020年Ver」と題して、株式会社GA technologies AI Strategy Center General Manager橋本武彦さんからご講演いただきました。
不動産のようなIT化が遅れた規制産業において、データ・AI活用の道を模索した3年間の取組についてや、データサイエンティストのキャリアについて2020年の状況も交えながらお話しいただきました。
本校SSHと砥部分校デザイン科の共同研究「高校生が考える新しい感覚の砥部焼」の新しいテーマが決まりました。今年は、ななおれ梅組合様の御協力を得て、七折梅の梅干しの種を用いた釉薬の研究をすることになりました。どのような色になるかは今後のお楽しみです。
先日、組合の代表理事の竹内様、副組合長の川口様から梅干しの種を約60㎏をいただきました。ありがとうございました。現在、種を乾燥しています。今後の活動は随時報告させていただきます。
7月5日(日)に本校会議室、図書室及び各参加校を会場とし、「令和2年度愛媛県高等学校文化連盟自然科学部門 科学研究研修会」が昨年に引き続き開催されました。
コロナウイルス感染拡大防止のため、Zoomを用いたオンラインによる研修会となりましたが、愛媛県内の15の高校から135名の生徒が参加しました。まず、本校重松聖二教頭先生が、課題研究に関する「課題の発見」と「課題の解決」のポイントについて、身近で不思議な現象の発生原因の解明や、重松教頭先生ご自身の研究を題材とした講義と各学校をつないだリモートでの演習をしていただきました。出題された課題を、生徒たちは各学校のグループで協議し、ホワイトボードを用いて他校に発表したり、他の学校の考えを聞いたりして、自らの考えを深めていました。
後半は、全国高等学校総合文化祭自然科学部門に愛媛県代表として出場する生徒たちによる研究発表と質疑応答があり、物理・化学・生物・地学の各分野の代表生徒たちが、オリジナリティあふれた内容の研究発表を行うとともに、聴衆である生徒たちも意欲的に質問をしたり意見を交換したりすることで、理解を深めるとともに、交流を行う事ができました。生物部門の愛媛県代表である本校のアサギマダラ班の生徒も自分たちの研究内容を工夫して発表し、多くの学校から質問を受けていました。今回、オンラインによる研修会ではありましたが、生徒たちにとって課題研究の基本的なスキルを身に付けることができた良い機会となりました。
科学研究研修会参加校
新居浜南高校、西条高校、小松高校、今治西高校、今治南高校、今治北高校、弓削高校、松山東高校、松山南高校、松山中央高校、東温高校、大洲高校、宇和島東高校、愛媛大学附属高校、済美高校
以上15高校 生徒135名 教員31名 合計166名の参加
令和2年7月3日(金)、日本最大級のビッグデータホルダー企業(全国5000万人の購買行動データ)である株式会社True Data(東京)の所有するDolphin Eyeを用いた購買データ分析課題研究発表会をリモートで実施しました。本校5名の生徒の発表について、True Data アナリティクス・ソリューション部次長の烏谷正彦様、マーケティング担当の徳田明子様、データアナリストの野村幸志郎様、経営戦略部広報課の西口美穂様から、プロの視点で、データ分析の際の着眼点や工夫点等、多くのアドバイスをいただきました。発表者だけでなく、参加した生徒も、データの分析の仕方や見せ方について理解を深めることができ貴重な経験をさせていただきました。それぞれが今後も実施していく課題研究に本日学んだことを生かしていってほしいと思います。
このリモート発表会の様子は、TrueData様のブログにも掲載していただいております。
1年生は、班ごとに研究テーマを考えています。ブレインストーミングを行ったり、先輩や他校の研究を調べたりしています。
2年生は班ごとに研究を進めています。実験を行っている班もあれば、これまでの研究の結果をポスターにまとめている班もあります。
1年生は課題研究の班分けを行っています。同じ分野でも、一人一人研究したいことは異なります。班を作って、そして研究テーマを決めるのは簡単ではありません。もしかすると1番大変かもしれません。
2年生は研究計画を作成しています。イモリくんも気になっているようです。生物分野の研究班は、プラナリアの再生能力について研究計画を立てています。先週分析を行ったアントシアニンの班は、データの解析を行っています。
3年生は、これまで行った研究の成果を、ポスターや論文にまとめています。3年間の集大成です。
理数科1年生は、まず進路やキャリアについての話を聞き、次に課題研究の進め方について学びました。過去のSSH全国大会のポスター発表のようすを動画で視聴したのですが、熱く研究について語る高校生たちや、英語でプレゼンを行う様々な国の高校生たちの姿に刺激をもらったようです。そして最後にブレインストーミングを行い、今後自分たちが取り組む研究のイメージを膨らませていました。
理数科2年生は、課題研究を進めています。先週紹介したアントシアニンについて研究している班は、今日は吸光光度計という機器を用いて溶液の吸収スペクトルを測定しました。人間の目には同じ色に見えても、測定値は異なります。客観的なデータは、科学的な研究に不可欠です。また、先週あまり食欲のなかったイモリくん、今日は食欲旺盛です。
2年生理数科の生徒たちがコミュニケーション英語Ⅱの授業(授業者武井先生、テーヤ先生)で、プレゼンテーションにおける実用的な英語についての実践的な学習をしました。生徒たちの「光の干渉」に関する英語による研究発表とテーヤ先生の「東洋医学と西洋医学の違い」に関する発表を聞いた後、これまでの英語の授業で学習したことを応用しながら英語での質疑応答に一生懸命に取り組んでいました。1月の英語プレゼンテーション研究発表会以来ですが、発表者も質問者も英語コミュニケーションのスキルが上達しておりました。これからが楽しみです。
理数科1年生は先週に引き続き、データサイエンスについて学びました。
結論を導くために、どのようなデータが必要か、具体的な例から考えました。
例えば、「虫歯の人を調べたら100人中73人がチョコレート好きだった。」このデータから、チョコレートは虫歯の原因であると言えるでしょうか?言えないのならば、ほかにどのようなデータが必要でしょうか?積極的に挙手し、取り組むことができました。個人的には、チョコレートが虫歯の原因でないことを祈っています。
2年生は各班で課題研究を進めています。化学分野の研究を行っている班は、紫キャベツなどに含まれるアントシアニンという色素について調べています。アントシアニンはpHの変化により色が変化し、安定性も変化します。塩基性にした試験管では色が薄くなっています。また、先週紹介したストローはこのような装置になりました。