本校では第5期SSHから普通科全生徒対象に学校設定科目「データサイエンス」を開設しました。学校の臨時休業や学年別分散登校で開始時期が遅れたものの、取り組む内容を再編成しました。先週のオリエンテーションを経て、今週から、普通科1年生の各クラスでデータサイエンスの実習を含めた授業が本格的に始まりました。 今回紹介するのは、令和2年6月5日(金)1限目1年8組、3限目1年4組の授業です。指導者は、基本的に各クラスの担任・副担任です。 本日は、まず、内閣府主催「地方創生☆政策アイデアコンテスト」で全国大会ファイナリスト(全国ベスト4)になった本校の先輩が全国大会で発表しているYouTubeを各自で見て、この研究のオリジナリティあふれるところや論理的な提案について考えました。データ解析の方法はもちろん、課題解決のための着眼点のすばらしさを実感し、自分たちが行うデータサイエンスの課題研究の着地点を確認しました。 次に、データサイエンス用のテキストで様々なグラフについて学習した後、人口動態、産業構造、観光資源等を可視化できるWebアプリケーションであるRESAS(地域経済分析システム)の使い方を学びました。具体的には、「2018年における松山市への転入者、転出者の地域別人数が分かるグラフ等を作成しました。
高等学校等において、先進的な理数教育を実施するとともに、高大接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取組や、創造性、独創性を高める指導方法、教材の開発等の取組を実施するため、文部科学省は「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」を指定しています。本校は、SSH事業がスタートした平成14年度から、5期21年連続して指定を受け、研究実践に取り組んでいます。4期にわたる指定が必要な第5期の先導的改革型には、全国で3校が指定(SSH校は218校)を受けています。研究開発課題を「新しい価値を創生する国際競争力を持った科学技術人材育成-Society5.0の実現に向けたSTEAM教育-」とし、リーディング校として取り組んでまいります。 日々の活動の様子(松南SSH日記)はこちら になります。生徒は一人一台端末等の活用で、研究活動を推進しています。なお、松南SSH英語版ホームページは、日本語ページの英訳ではなく、参加した生徒が考えたことや思ったことを掲載することとし、生徒が更新(記事を作成した生徒名を末尾に記載)しています。