令和3年度は下記の計画に従って国際性育成事業を進めていく予定であるが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、計画実施については、不透明な部分も多く、計画を変更しながら対応していく。 ① SSH台湾科学交流研修 ② SSHアメリカ海外研修(本校SSH1期生が勤務するアメリカコネチカット大学での研修) ③ハワイ大学・ハワイの高校と連携したSTEAM教育 ◎ハワイ大学宇宙研究所助成コンソーシアムと連携した宇宙開発に関するエンジニアリング教育 ◎Maryknoll School(ホノルル)と連携したSTEAM教育プログラム
◎台湾建國高級中学と国際共同研究 ④台湾・ハワイの高校と連携した国際共同研究
◎Waipahu High School(ホノルル)とSDGsに関する国際共同研究
◎台湾建國高級中学とマイクロプラスチックに関する国際共同研究
◎Maryknoll High School、Pearl City High Schoolと連携し、プログラミング、ロボティクスに関する国際共同研究
⑤愛媛大学外国人研究者と連携した英語プレゼン研究発表会
◆令和3年7月14日【ハワイ大学 Dr. Frances Zhu先生講義 宇宙探査ロボット開発と女性理系研究者のキャリアパス】
7月14日(水)、お茶の水女子大学附属高等学校の主催で、「ハワイ大学 Dr. Frances Zhu先生講義 宇宙探査ロボット開発と女性理系研究者のキャリアパス」が行われ、本校理数科3年生40名が参加しました。お茶の水女子大学附属高等学校、群馬県立前橋女子高等学校、栃木県立宇都宮女子高等学校、埼玉県立熊谷女子高等学校と本校の5校が参加しましたが、女性理系研究者のキャリアパスについて理解を深めるため、本校からは男子生徒も講義に参加しました。 Dr. Frances Zhu先生のこれまでの経験や研究者としての充実した生活について、本校生徒も質問を積極的に行いました。今回、貴重なお話を聞くことができ、また、関東近県の女子高校と交流することができ、本校生徒にとって素晴らしい経験ができました。お茶の水女子大学附属高校の先生方、本当にありがとうございました。
令和3年度 Waipahu High School(ホノルル)との国際共同研究 令和3年10月24日(日)、今年度から、水質浄化に関する国際共同研究を行っているハワイのWaipahu High School(生徒4名教員2名参加)と実験データに関するディスカッションを行いました(本校からは生徒5名教員2名参加)。本プロジェクトにはハワイと関係の深い宇和島市にある宇和島東高校(生徒6名教員2名参加)も参加しています。互いの国で行った実験データに関する説明を行った後、質疑応答が行われました。ハワイのKapakahi Riverの降雨後の下流におけるCOD値の上昇、TH値が高い傾向にある理由等について、本校の生徒が積極的に質問しました。本研究はこの後、論文にまとめ、コンテストに出品いたします。今後は、12月に再度ディスカッション、その後、実験を重ね、来年度、日本ストックホルム水大賞に応募します。
【活動内容】 Waipahu High School(ホノルル)とSDGsに関する国際共同研究(Water problem)を開始する。 まず、互いの国の環境水(ocean,river,rainwater,tapwater)に関する調査を行う。 調査法としては、本校からWaipahu High School(ホノルル)に、PackTestを郵送する。 PackTest (a kit to easily investigate water quality)
Our school is ready to send pack tests (5 types) and pH test papers to investigate environmental water. 8月にZoom等を用いて調査結果を共有し、考察する。 あわせて、Research on water purification methodsについて、本校のこれまでの取組を含まて、互いの国の生徒のアイデアを出し合い、 廃棄物等を用いた水質浄化について実験を行う。 互いの国の研究結果をまとめ、「 Stockholm Junior Water Prize 」に応募する。
Waipahu High School(ホノルル)で水質調査を行った川の上流の写真
川の下流の写真と実験の様子
<国際共同研究の内容を「Global Scientist Award “夢の翼”」で研究発表し、奨励賞受賞 令和3年11月14日(日)に標記の大会にオンラインで参加しました。今夏から進めてきた以下のテーマの国際共同研究について、先日行った合同ミーティングでの意見交換を踏まえて、その研究成果を発表しました。化学部・生物部に所属する1年理数科の7名の生徒がプレゼンテーション、質疑応答に挑みました。初々しさあふれる発表ではありましたが、今後に向けて良い経験を積むことができました。奨励賞を受賞しました。
<テーマ> 愛媛とハワイの水環境比較~国際共同研究を通じて~ The Comparative study of water environment between Ehime and Hawaii <発表生徒> 松友海音・今津陸・伊藤楓光・叶響喜・稲田鉄生・森星七翔・白石輝 以上109HR
<国際共同研究ミーティング>令和3年12月12日 Water assessment collaboration Ehime and Hawaii Vol.2 12月12日(日)、標記のミーティングをオンラインで開催し、宇和島東高校、ワイパフ高校(ハワイ)とともに今後の共同研究の計画についてディスカッションしました。国際共同研究チームの生徒5名と教員2名が参加しました。本校は独自のカラムを作製して水を浄化する計画を立てました。生徒たちは事前に英語のプレゼンテーションを作成して練習に励み、本番では英語の先生や、ワイパフ高校の日本語教師の先生に助けていただきながら無事に討論を終えることができました。次回は3月に中間報告会があります。生徒たちはミーティング終了後に早速実験の打ち合わせをしていました。
令和3年度 Maryknoll High School、Pearl City High Schoolと連携し、プログラミングに関する共同研究 Maryknoll High School、Pearl City High Schoolと連携し、プログラミングに関する学習を進め、実際のロボットを用いたVEXロボティクス、VEX国際競技大会への挑戦を行っていく。将来的には、国際的課題解決に関するアプリを共同で制作したり、Webページを協働的に運営したりすることを目的とする。 ※VEXロボティクス・・・アメリカ発のロボット工学を学ぶ教育プログラム まず、VEX VR を使用したブロックコーディングの学習を行う。 ブロックコーディングとは「構文」 (コードに使用される言語/記号) を読みやすくしながら、プログラミングの基礎を理解するもので、VEX VR は、実際のロボットがプログラミングでどのように動くかをシミュレーションできるアプリである。 これらを使って、本校生徒の習熟を高めながら、Maryknoll High School、Pearl City High Schoolと連携し、VEXロボティクスプログラムを協働的に進めていく。
本校は、本年度からハワイのMaryknoll High Schoolと連携し、「プログラミング、ロボティクスに関する国際共同研究」を行っています。 令和4年1月17日(月)の放課後、本校からはCordingTeam Minamiの12名の生徒が参加しました。本日は、Maryknoll High Schoolの高校2年生、CordingClubのキャプテンのEthanKimura君と連携しました。Ethan君が作成した2つのGameについて説明してくれて、プログラミングの楽しさをみんなで実感しました。また、本校がPythonで作成したプログラムを動かし、コメントをいただきました。継続して連携し、Maryknoll High Schoolを目指して努力していきたいと思います。
海外研修・国際性育成
◆令和2年度 松南SSH国際性育成事業(実施計画) 令和2年度は下記の計画に従って国際性育成事業を進めていく予定であるが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、計画実施については、不透明な部分も多く、計画を変更しながら対応していく。 ① SSH台湾科学交流研修➡令和2年度は「Microsoft Teams」を使っての科学交流研修に変更 ② Presentation Meeting in Taiwan➡令和2年度は中止 (アジア3か国の高校生による科学研究発表会) ③ SSHアメリカ海外研修(本校SSH1期生が勤務するアメリカコネチカット大学での研修) ➡令和2年度は中止 ④ハワイ大学と連携したSTEAM教育《R2新規》
令和2年10月25日、ハワイ大学宇宙研究所助成コンソーシアム主催の「19th annual Astronaut Lacy Veach Day of Discovery」(ハワイ州及び全米ネットワークを繋いでSTEM教育の振興を目的とした次世代人材育成プログラムとして実施しているプログラム)に、本校から46名の生徒が参加しました。 ハワイとの時差の関係で、朝6:30からの講義でしたが、基調講演のほか、大学の先生等が行うSTEM教育に関する興味深い実験についての講義を生徒は真剣に受けていました。講義を聞く中で、海外の大学等の研究者の熱意・情熱を生徒たちは感じていました。
参加した国 US West, US East, India Mumbai, India Hyderabad, Amsterdam Netherlands, Germany, Australia, Hong Kong SAR, Brazil, Canada, Japan プログラム
④2019 Asia-Pacific Forum for Science Talented (日本代表で参加) 開催要項(PDF) 令和元年7月6日~7月11日の期間、本校理数科2年生白石浩都君が、台湾で開催された2019 Asia-Pacific Forum for Science Talented に参加しました。このフォーラムは、アジア16か国の中高校生代表が台湾に集まり、科学的内容に関するディスカッション・プロジェクト作成・プレゼンテーションや、フィールドワーク、文化訪問を通じて、国際社会で活躍するためのリーダーシップを育成することを目的としています。日本からは、本校、愛媛大学附属高校、沖縄県立球陽高校、向陽高校から合計6名の生徒が参加しました。 本校の白石浩都君の多国籍チーム(香港、マレーシア、カナダ、台湾、ベトナム、インドネシア、日本)は、ロボットを用いたHands-on-ProjectでDesign Awardを受賞しました。
2019年10月31日(木) 今日は、BridgePort Aquaculture Science and Technologyを訪問しました。まず、学校・地域紹介をしたのち、課題研究の発表を行いました。発表では、英語で話す・伝えることについては、内容をよく理解してもらえたようですが、質問の内容を聞き取ることができず、大変苦労しました。あとで考え直すと「あの単語のことだったのか」と思うものもあり、リスニングの力をもっとつけないといけないと感じました。 続いて、生徒さんの研究内容の紹介や水産・環境に関する実習棟の説明を生徒さんから受けました。 次に授業参加をしました。情報処理の授業では、標準偏差や相関係数を求める際にExcelを使わずに、Excelの計算式で行われている操作(計算)を自分たちの手で行うという内容でした。化学の授業では、炭化水素の直鎖構造と鎖状構造の仕組みを分子構造模型を使って考える内容でした。どちらも説明の内容を聞き取ることが難しくて困りましたが、ほかの生徒さんと相談しながら作業を進めていく中で内容を理解することができました。最後に学校全体の研究室や実習室を見学させていただきました。
アサギマダラ班の発表
質疑応答には全員で対応しました
分子構造について考えています
ロブスターの飼育槽を見学しました
コスプレで登校している生徒さんもいます
⑥ 英語プレゼンテーション発表会
事前研修会令和元年12月5日 12月5日のSSは、愛媛大学より2名の外国人研究者を講師としてお招きして、英語プレゼン発表会(令和2年1月30日実施)に向けての事前研修会を行いました。お招きしたのは、地球深部ダイナミクスセンター特定研究員のRITTERBEX SEBASTIAN氏とプロテオサイエンスセンター特定研究員のKANOI BERNARD 氏です。それぞれ2名の先生に英語でご自身の研究について講義をしていただきながら、英語プレゼンテーションの見本を見せていただきました。講義の内容はもちろんのこと、身振り手振り、顔の表情、言葉の抑揚、時には聴衆に質問を投げたり、工夫されたプレゼンテーションの資料など、全てを巧みに用いて、伝えたいことがしっかりと伝わってくる講義に感心しました。講義の後は、英語でプレゼンテーションを行う代表班の生徒たちが、先生方を囲んで、英語で質問を行い、プレゼンテーションのノウハウを学んでいました。
③2018Asia-Pacific Forum for Science Talented(科学才能フォーラム)(H30より新規に参加) 【活動内容】各国の中高生が集まり、科学的な内容について共同研究し、発表する。 参加国:カナダ、デンマーク、サウジアラビア、ロシア、マレーシア、韓国、シンガポール、インド、タイ、ベトナム、香港、フィリピン、日本 【研修場所】台北市 【研修日程】平成30年7月11日(木)~7月17日(火)6泊7日 【参加生徒】日本から参加する6名の中に、本校理数科生徒2名が選抜
④アジアサイエンスキャンプ2018(AsianScienceCamp2018)JST主催(本校生徒が日本代表として選抜) 【目的】 アジアサイエンスキャンプは、ノーベル賞学者や世界のトップレベルの研究者による講演、講演者がリードするディスカッションセッションなどにより、アジアからの参加生徒・学生が直接科学の面白さを体験し、 また生徒・学生同士の交流を深める場です。2005年のリンダウ会議の際、小柴昌俊博士(2002年ノーベル物理学賞受賞者)とYuan T. Lee 博士(1986年ノーベル化学賞受賞者)の間で、 アジアの若者のためにトップレベルの学者と若い生徒・学生の交流プログラムを始めたいと発案されました。 これまで、台湾・台北(2007年)、インドネシア・バリ(2008年)、日本・つくば(2009年)、インド・ムンバイ(2010年)、韓国・テジョン(2011年)、イスラエル・エルサレム(2012年)、日本・つくば(2013年)、 シンガポール(2014年)、タイ・パトゥムターニー(2015年)、インド・バンガロール(2016年)、マレーシア・カンパー(2017年)で開催されています。
【研修日程】平成31 年2月4日(月)~平成31 年2月9日(土)(4泊6日) 【主な訪問先等】 ① 州立コネチカット大学 本研修では、化学科を訪問し、本校SSH1期生で、コネチカット大学助教授である萬井氏の専門である物理化学分野の講義を受講したり、実験を見せていただく。また、現地大学生より課題研究の研究内容についてアドバイスをもらう。
コネチカット大学の先生方とともに(左から3番目が萬井氏)
萬井先生の講義を受講 萬井先生の研究室
萬井先生の研究室で研究内容の説明を受ける 研究室の学生さんに説明を受ける
② Norwich Free Academy 州立コネチカット大学所属のコーディネーターであるBrian Boechere 氏から御紹介いただいた公立の進学校である。本研修では、現地高校生の前で課題研究の内容の英語プレゼンテーションや質疑応答など、交流活動をする。
③ Bridgeport AquaCulture Science and Technology Education 州立コネチカット大学所属のコーディネーターであるBrian Boechere 氏から御紹介いただいた水産系・科学系の高校である。Norwich Free Academy 同様、自分たちの課題研究を英語でプレゼンテーションしたり、英語による交流活動を行ったりするほか、養殖技術に関する専門的な実験を協同で行う。